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前回の
のログでウェイキーブー釣れるよ!でも潜りづらいから潜らせるために自作追加リップで潜らせるよ!って感じの書きましたが、今回はさらに踏み込んで、ウェイキーブー的なルアーを作っちゃうよ!端的に言うとパクるよ!という身も蓋もないログです。




ウェイキーブー解析して自作する
ウェイキーブーはウェイク系ルアーの中でもかなり独特の泳ぎをします。
私はこれがわかっていなくて、実は何本もCNCで削り出してなんとなく答えにたどり着きました(たぶん)。




ウェイキーブー解析して自作する
何が難しかったかと言えば、ボディ素材がABSとウッド(桐)の違いによって、泳ぎがこんなにも変わるのか。ということ。
今までも散々作って違いを理解したつもりになっていましたが、今回はあまりにも差が大きすぎた。

ABSと桐だと桐のが1/3ほど軽いんですが、体積があるルアーになればなるほどこの差が凄まじいことになります。
ルアーというのは基本的に軽ければ軽いほど泳ぎやすいんですが、一言に「泳ぎやすい」と言っても「泳ぎ方」はさまざま。
ウッドルアーでウェイキーブー的なのを作ろうとした場合、ウッドルアーによる「泳ぎやすいさ」は決してメリットではありませんでした。




ウェイキーブー解析して自作する
それにはまずウェイキーブーの泳ぎと構造を知ることが重要です。
泳ぎやすいルアーの基本は内部のオモリが前方の下側にあること。
あんまり前過ぎるのもダメなんですが、基本的に頭側の下にオモリが集中しているとウォブリングが発生しやすくなり、バタバタと泳ぎます。
もちろんボディ形状も重要ですが、内部構造的にはコレが基本。

ところがウェイキーブーの場合、若干後方重心で、おまけにボディ下部ではなく中部にウェイトを配置しています。
メインウェイトが中央付近中部、サブウェイとが前方と後方、さらに中央後部のやや下にサブサブウェイトが入っています。
下部ではなく中部にウェイトを配置すると、ウォブリングよりローリングが発生しやすくなるわけですが、ウェイキーブーはウェイク系ベイトでブリブリどころかドカドカと左右に振って泳ぎます。




ウェイキーブー解析して自作する
よくルアーで「タイトな泳ぎ」と表現することがありますが、これはウォブリングの振り幅が狭いことだと私は認識しています。
どんだけ早く巻いても大きな振り幅のウォブリングが発生せず、常に小刻みなウォブリングで抑え込まれる。
これはルアーの重さやリップも重要ですが、ボディ形状も重要。

画像はルアーを上から見ているシルエットです。
上のブリブリ泳ぐルアーはお腹辺りが膨らんでいますが、このような形状だと頭から受けた水をお腹で受け止め、お尻が振りやすくなります。
対して下のタイトな泳ぎのルアーは頭とお腹の太さにほとんど差がなく、お腹で水を受け止めることがないため、お尻が受け流すだけになります。

ウェイキーブーは他のシーバスルアーに比べ、かなり太いボディ形状で、ブリブリ泳ぐぜ!という意思を感じます。




ウェイキーブー解析して自作する
ウッドルアーで重心移動幅を大きくして、飛んで扱いやすいウェイキーブーを作ってやるぜ!と思っていたわけですが、このウッドルアーの軽さが仇となります。
ボディをトレースしてほぼ同じ形状、ウェイト配置も同じにすると(ウェイト重量はかなり違うと思いますが)、本家ウェイキーブーの特徴であるドカドカと振り幅の大きい泳ぎにならず、ラパラのCDシリーズみたいな若干タイトにバタバタというウォブリングになってしまう。
コレはコレで釣れたんですが、S字系ルアーに近いくらいボディを振って欲しいのに…とアレコレ弄っていると、ウェイトをガンガン積み増すと泳ぎの振り幅がどんどん大きくなるということを発見。

ルアーが軽いと自身のリップと頭で発生させる水押しに負けて戻ろうとする力が強くなると思われ、タイトな泳ぎになってしまうようです。
そこでボディ後方付近にウェイトを積むと、水押しに負けず振り幅が大きくなりました。




ウェイキーブー解析して自作する
次にウェイキーブーがローリングルアーのように中部にウェイトを積んでいることに着目し、ウェイトをルアー中部に集中してみたところ、バランスが非常に難しいことが判明。
下部にウェイトがないため、横倒しになることが多い。
そのためメインの一番重たい重心移動ウェイトは中部付近、サブのウェイトは下部に配置しバランスを取りました。
作ってみてわかりましたが、ウェイキーブーはこの辺ギリギリを攻めている感があります。




ウェイキーブー解析して自作する
というわけで、浦安DIYシーバス的ウェイキーブー112はほぼ完成。
重心移動の筒が2発入っていたり、サブウェイトめちゃくちゃ積んでいたり、1本作るのが大変です(;´∀`)
でも本家よりかなり飛ぶし、112で137的な水押しの強いルアーになりました。
製作途中で太刀魚の猛攻にあって、ズタボロにされたりもしましたが…。




ウェイキーブー解析して自作する
今回はかなり面白い発見が多かったので、改めてルアー作りは奥が深いなーと。
ウェイキーブー、かなり面白いルアーなので、みなさんも1本買ってみることオススメ。
私の基本的な使い方は、出来る限りスローに3回転くらい巻いて止めてを速度変えながら繰り返します。
ウェイキーブーの振り幅がminとmaxを行き来して、max側にちょっと触る程度で巻きを止めて抑える事。
コノシロの群れのど真ん中でもバコーン!とバイトが出るのはアドレナリンどばどばですよ。
そして太刀魚の猛攻でスパーー!されてロストする悲しみ…。





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