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その1その2に引き続き、初代モアザンブランジーノ アーバンサイドカスタム87LMLをベイト化します。





グリップが終わったので次はガイド。
ガイドはスレッドを巻いてエポキシでコーティングするわけですが、この際、エポキシの偏りを防ぐためにフィニッシングモーターというロッドをぐるぐる回す機械が必要です。
専用品で5000円ちょっとくらいからあるんですが、DIY脳が「作れ!作れ!」とささやくので自作することに。


タミヤのギアボックス、手持ちの素材と3Dプリンターを使って作りました。
中華の超小型旋盤用スクロールチャックの軸(M12x1.0)を3Dプリンターで作り、軸のセンターをギアボックスに繋げて、あとは電池ボックスなどを繋いで回転部分は完成。





こんな感じでくるくる回ります。





ガイドは中華の安物ベイト用ガイド。
ブランジーノにそんな安物ガイド使うなよ!って話なんですが、違いがわかるほどベイトロッド使いこなせていないので(;´Д`)
しかもトップ、1~2番ガイドの3つはそのままで、3番ガイド以降のみベイトロッド用ガイドに変更。
スピニングとベイトだとスパインが反転しますが、ティップ部のガイドを残すとセオリーと逆に。
そ、それも味だし!

スレッドはもちろん単色のシングル。
多色とか無理。そんな腕ないです。

で、ぐるぐるエポキシの刑。
これムズいなぁー、下のスレッドが下手だとどうしてもヨレっぽいのができちゃう。
市販品のプロが作ったのと結構な差が…。





ガイドはへにょへにょの下手っぴだけども、これにて完成。
モアザンブランジーノ アーバンサイド「ベイト」カスタム 87LML
いざ試投!





良く言えば素直、悪く言えばめちゃくちゃ普通な感じ。
ほとんど違和感なく気持ち良く使えるってのは何よりも重要だと思うので、結構良い出来なのではなかろうかと。





厳しい目線で言えば、若干ガイドの重みを感じる。
中華のステンレスガイドというのもあるし、ベイトロッドの中ではガイド径がちょっと大きめというのもある。
でも割とシャキッと振れるし、ブレーキセッティングをピーキーにしなければベイト初心者な私でもバックラせずに投げられる。





その2でリールシートパーツを作る際、師匠のところに行ったら
 師匠「使ってないベイトロッドあげるよ!」
 わたし「いやいや、そんなの頂けませんよ!」
 師匠「いいよいいよ、ほんとに使ってないから!」
とバスロッドでも頂けるのかなぁ?と思ったら、20年ほど前のとは言え、モアザンのベイトロッドを頂いてしまったのでした。
そんなわけで、今回作ったモアザンブランジーノ アーバンサイドベイトカスタムと、モアザンシューティングマスターBTの投げ比べ!




アーバンサイドベイトカスタムの方は8.7ftでLMLな硬さ。
ずーーとスピニングでシーバスやってると、ベイト化してもロッドに違和感なく扱えます。
12gくらいのミノーもちゃんとロッドにのせて投げられるので、9ft以上に比べたら短いけど、ベイト初心者な私でも気持ちよく振れます。

一方シューティングマスターBTの方は8ftで、同じくらいのLクラスなのにハリが強くて硬い。
また短いのもあって同じ12gくらいのミノーだとロッドにのせきる前に投げちゃう感じで、今の私ではもっと練習しないと気持ちよく扱えない。
ただ短くハリが強いので、アクションはアーバンサイドベイトカスタムに比べてかなりかけやすい。
15~20gくらいのロリベやブレードなんかを扱うならこちらのロッドの方が良さそう。




まだまだベイト初心者の私ですが、やっとLクラスで扱いやすいシーバス向けベイトロッドを手にすることが出来ました。
ロッドビルディングも初めての経験だったので、色々至らない部分が目立ちますが、自分で手を加えたモノってのはなんとも言えない所有感が生まれますね。
今後コレでシーバス釣るのが楽しみー。  

その1に引き続き、初代モアザンブランジーノ アーバンサイドカスタム87LMLをベイト化します。





今回使うベイトリール用リールシートは中華のベイトリールシート。
なぜコレにしたかというと、モアザンブランジーノの黒金カラーリングに似たのがコレしか見つからなかったから!
そ、そんな適当な理由で…。

ところが矢印で示している金色の内径パーツが付属せず。
まぁ入れ忘れなんでしょうが、アマゾンだとaliexpressほどクレームが簡単ではないので(マケプレ中華発送なので返品で時間かかるのはイヤ)、まずはコレをどうにかしないといけない。






3Dプリンターで印刷して金色で塗るっていうのもアリなんだけど、今回はCNCでアルミから削り出し。





こんな感じでピッタリハマるように調整しながら削り出しました。
あとこいつの横のカーボンスペーサーのカットが適当で、水平というか平行が全く取れていない。
卓上フライスを疑似旋盤のように使って面出しも。





キュベレイのファンネルみたいなリールシート本体先端部の飾りパーツ、内径はリールシート部分のロッド側とピッタリなのだが、morethan銘柄装飾の厚みがあってガイド側からだと入らない。
morethan銘柄装飾は残したいし、ロッドエンド側のEVAも残したい。
となると、このファンネル内径を広げるしかないのだが、残念ながら肉厚が足りない。
またモアザンブランジーノの様々な装飾を残そうとすると、ファンネルの長さもちょっとだけ足りない。





DIY脳が「作るしかないな!」とささやくも、うちのCNCは3軸で円柱状は得意ではない。
作れないわけじゃないけど、結構めんどい&旋盤ほどキレイに精度は出せない。
うーむ、どうするかーと設計だけして、たまには師匠のところに顔を出すかー!と師匠にお願いすることに。




師匠パワーを使って作って頂きました。ありがたやー。





仮組み。
装飾部の末端のエポキシが盛ってあるのでヤスリで削ってハメ込みました。
ファンネルが1mmくらいこのエポキシ装飾部にかかるように精度もピッタリ。





元々ついてたファンネルはリールシートのガイド溝の事を考えられていないため、ファンネルをつけるとリールロックナットをあとから入れる事が出来ない。
なのでリールロックナットを先につけてから、ファンネルとリールシート&ロッドと接着固定する必要がある。
でもリールロックナットの内側に接合部が来るので、エポキシが溢れた場合拭き取る事が不可能。

師匠に作って頂いたパーツはガイド溝分外径を小さく設計しているので、ファンネルをつけてもリールロックナットを外す事が出来る。
付属のファンネルを使う場合は、ガイド溝分削った方が良いと思います。





パーツは揃ったので、グリップを接着しちゃうぜ!
まずはリールシート付属のグリップ末端EVAをつけるのに、内径の隙間をテサテープでカサ上げ。
ここにエポキシ接着剤をあふれるほど塗って接着固定。
実際あふれるのでマスキングテープで保護しておくとキレイに仕上がる。






リールシートも同様にテサテープで隙間をカサ上げしてエポキシで接着固定。
ロッドにはスパインという、カーボンを巻いたときの始点と終点による硬さ(厚み)の違う筋がある。
ガイドの軸はこのスパインを考慮した場所につけるのが基本らしいのだが、このアーバンサイドカスタムのバット側、そもそもスパインとズレた位置にガイドがあったですよ?
ガイドに沿って装飾もついているので、性能を重視するなら装飾がちょっとズレるし、見た目を取るならスパインがズレる…。
スパインなんて言葉、今回のロッドビルディングするまで知らなかったし、使ってて気になった事がないので見た目重視でつけちゃいますけども!





バフがけし直し。
リールロックナットの方のアルミは素材の差かなぁ、頑張ってもピッカピカにならぬ…。
本当はアルマイト処理で金色に染めたいけど、アルマイト処理は液とかが大変なのでさすがにやったことがない。
面白そうだからやってみたいんだけども。





接着!
morethan銘柄装飾のヤスリで削ってみすぼらしくなってしまった部分も1500番までの紙やすり入れた後、コンパウンドで磨いてキレイに処理し直し。
結構大変だったのがファンネルの接着。
内径精度が高くて隙間がほとんどないため、エポキシ盛って接着しようとしても内圧で入らない(;´∀`)
ヒートガン併用してわざとエポキシが漏れるようにしながら固定しました。




CM紹介動画風にぐーるぐる。
ぶっちゃけるとアルミじゃなくてプラでも良いし、飾りパーツない方が10gくらい軽くなってスペック的にはプラスなんだけど、ガイドラッピングが下手な分、この辺くらいは自己満足したかった。
オリジナルロッド感出てきましたよ。




ちょっと長くなってしまったので、その3に続きます。  


去年、知り合いのT氏からスティーズAを頂きまして、ベイト教に拉致された形で入信したわけですが、ロッドは別の友達からの借り物。
ベイトが投げられるのかわからない状態では、どう運用すべきかも定まらず。
用途不明ではどのロッドを買うかも難しく。

で、去年秋にちょくちょく使って多少投げられるようになったものの、ビッグベイトやジグをぶっ飛ばしてスピニングの上を狙うぜ!というのは、私の腕では当分先のお話な感じ。
いけない事はなさそうだけど、バックラ気にするとちょっと厳しい。
じゃぁ何に使うよ?となると、春~夏のデイウェーディングで軽めのルアーをちょいちょい投げて使うのに良いのでは?

スピニングでは初代モアザンブランジーノ アーバンサイドカスタム87LML -> モアザンW ウェーディングコマンダー92Lを使っているんですが、アーバンサイドカスタムはバットガイドリングにヒビが入って、交換しようかなーと思いつつ放置して早数年…。
もう何年も使っていないし、このまま肥やしにするならこれをベイト化したら楽しそうじゃね!?と、頭が悪い事を思いつきました。





でもいきなり15年くらい?前のロッドとは言え、フラッグシップロッドを出来るかどうかわからない、やったことがないロッドビルディングでベイト化するのはさすがに無謀。
これまた肥やしになっていた初代ラテオ89MLを経験値アップの犠牲にすべく生贄。





ロッドのパーツ取りは熱を加えてエポキシを柔らかくする必要があるので、前から欲しいなーと思っていたヒートガンをアマゾンで注文(中華の安物だけど)。
ただガイドはヒートガンよりライター使った方が楽。
最初は結構難儀しましたが、コツを掴むとそれなりにバラせるように。

結構びっくりしたのは、このレベルのロッドでもガイドスレッドはダブルラッピングで、下巻きをしてありました。
ダブルラッピングは下巻き&コーティングが必要なので、手間が増えてコスト増になるのは間違いない。






次は確実に難儀するであろう、リールシート部を…。
モアザンブランジーノ アーバンサイドカスタムをベイト化するのが目的ですが、アーバンサイドカスタムのシールシートは出来が良いのでスポッと抜いて素材として残しておきたい。
そのためにはこの初代ラテオのリールシートで経験を積みたい。
最初の飾りのアルミは無事いけました。





ただグリップ前方のEVAが動かん!
末端がちょっとズレた程度で、とてもスポッと行ける気がしない。
ヒートガンで熱を加えすぎると、ロッド本体へダメージ入りそうだし、これはキツイ。





しゃーないのでまるごと抜くのを諦め、カッターで切れ込みを入れて剥がしてみた。
うーん…ここまでビッチリと接着されているときついなぁ。
5cmくらいの長さなら行けそうだけど、10cm以上となると無理な感じ。





リールシートの方はもっと厳しくて、こりゃ抜ける感じゼロ(;´Д`)
しょうがないので卓上フライス&エンドミルで切れ込みを入れて…。





ペンチやらニッパーやらでゴリゴリ破壊。
ここまでびっちりと接着されてると、抜くの無理ねコレ。
下巻きはコルクグリップが入っていて、初代ラテオ、結構お金かけてる感じ。





ガイド巻きもトップガイドの補修で適当にやったくらいしか経験がないので練習。
今回は飾り巻きとかダブルラッピングとかはやらず、シンプルに。
キレイに出来るほどの腕もないし!





エポキシ接着によるコーティングも練習。
普段はダイソーの100円エポキシばっかりだけど、今回は東邦産業のちゃんとしたエポキシ。






生贄の初代ラテオでちょこっと経験を積んだ後、本命の初代モアザンブランジーノ アーバンサイドカスタム87LMLのベイト化に着手!
ガイドはだいぶ慣れたのでサクッと取り、問題のリールシート。
やっぱ取れない!のでEVAは破壊。
リールシート上部のmorethanの銘柄が入った装飾は残しておきたい。
でもこの装飾分厚みがあるので、パーツを抜き差しするのにちょっとダメな感じもあるなー。





引き続きEVAをさらに破壊。
ここまでビッチリと接着されてると、ピクリとも動かない。





出来ればスポッと抜いて素材として残しておきたかったリールシート。
抜ける感じゼロすぎて破壊の方向にチェンジ。
しかしロッド外径とリールシート内径がぴったりで、接着分しか余白がない。





し、しんどい…。
ロッド径はバラバラなので、普通はリールシートの内径を何種類か用意して、テサテープやコルクなどで径を合わせて接着する。
リールシートの内径を数種類で規格化しておけば製造コスト減らせるので。
でもさすがブランジーノ、ピッタリのリールシートをわざわざ作ったんだろうなぁ。
EVAまで含めて、ここのパーツだけで相当コストかかってそう。





卓上フライスで慎重に削ってなんとかバラした…。
ちょーきつかったー。






リールシート部に残った接着剤をヒートガンで温めながらスクレーパーでゴリゴリ剥がし、紙やすりで水研ぎ研磨。




長くなったのでその2に続きます。