2020年11月04日
ウェイキーブー自作追加リップ

ロンジン ウェイキーブーは一昨年からのコノシロパターンで絶大な強さを発揮するというのを知り合いのT氏にまざまざと見せつけられ、すっかりウェイキーブー教の信者に。
しかしこのウェイキーブー、どうも涸沼でのボラパターンが基本のようで、湾奥のコノシロパターンだとタイミングによってはちょっとズレを感じる。
レンジが0~40cmくらいとなっているものの、40cmまで潜らせるには私的感覚で結構な早巻きが必要。
トップ付近で反応良いときは問題ないものの、コノシロはいるのにボイルが散発的なときなどはスローめで潜らせると反応良い事が多く、これをデフォルトのウェイキーブーでやるのはかなり難しい。

そこでリップを追加で自作してちょっとだけ潜るウェイキーブーを作っちゃいましょう。

まずウェイキーブーのリップにマスキングテープを貼ります。

次にこいつをデザインナイフなどでリップの平面に沿って切り抜きます。

切り抜いたマスキングテープを方眼紙などに貼り付けて、スキャナーやカメラで撮ってPCに取り込みます。

Fusion360のキャンバスとして挿入。
方眼紙のマス目を基準にサイズ調整すると楽です。

マスキングテープをスケッチでトレースします。
私はこのマスキングテープは単なるガイドとして利用し、実際の寸法はノギスで測った数値を適用しています。
マスキングテープを完全トレースでも大きな問題はありません。

どれぐらい潜らせたいかにもよりますが、リップ角度がほんのちょっと鋭角になるように角度をつけたスケッチを作ります。
今回は4度、6度、8度と3種類作りました。
ウェイキーブーの場合、8度くらいにすると私感覚のデッドスローで引いても20cmくらいの深度をキープする感じです。
ちょっと巻くと80cmくらい潜る感じ。

ロフトでソリッド化します。

3DプリンターのAdventurer3で印刷。

出来ましたーヽ(´ー`)ノ
全ての作業に慣れてるなら、マスキングテープを貼るところから1時間かからずにここまで出来ます。

とりあえずのチェックなら印刷した追加リップに両面テープを貼って、そのままブーちゃんに貼り付けましょう。
案外剥がれず使えます。
お気に入りの角度だったら、接着剤で接着しちゃってもいいかと。

私はコノシロパターンと出会うまでルアーは「小は大を兼ねる」と思っていました。
でもコノシロパターンでは小さいルアーはあまりにも無力。
ウェイキーブーはそんなとき猛烈な強さを発揮してくれます。
追加リップでスローでも潜らせる事が出来るウェイキーブーは、コノシロは大量に居るのにボイルが散発的な状況下でも圧倒的な力を発揮します。
コノシロの群れの外周で良く食ってきますが、スローにど真ん中通してもドン!と出るバイトは大興奮。
出来ればロンジンにセレクティブチューンとかで、ほんのちょっとだけ潜るウェイキーブー出して欲しいです。
スローで引波立てずに水面直下10~20cmくらいを潜ってくれるウェイキーブーは本当に強いんですよ。

ウェイキーブーの構造的な魅力についてもそのうち書きます。
かなりセオリーから外れた不思議なルアーです。
アングラーズデザインのウェーディングジャケットが半額以下でお買い得です。
RBBのウェーディングジャケット買ってなかったら、コレ買ってたわ…。
Posted by さ at 2020年11月04日│Comments(0)
│自作・DIY