2018年02月14日
CNC防音ボックス
釣りとは全く関係ないログですが、私にとってはDIY、自作釣具(ルアー含む)を作る上で大変役に立つCNC。
その防音ボックスを作り直しました。
今までの防音ボックスも適当に作ったにしてはそこそこの性能だったんですが、アルミとか切削するとやっぱうるさい。
というわけで、今回はガチで防音ボックスを作り直しました。
まずは毎度おなじみのFusion360で設計。
この時点では内部に貼り付ける吸音用軟質発泡ウレタンが中華通販から届いていないため、これを仕様から考慮して内部に多少余裕を持つ設計にしています。
前回のVer.がほとんど余裕がなくて、CNC動かすためのノートPCなどを仕舞うのが大変だったので若干広めに。
あとは設置場所で収まりが良い、ぎりぎりのサイズに。
一言に防音と言っても高音域、中音域、低音域とそれぞれに対応が必要となります。
私はそこまで詳しいわけではないので知ったかになりますが、今までの経験から高音域~中音域まではなんとかなりますが、低音域だけはどうしても取りきれません。
で、低音域や振動には重さ(密度)が必要となるため、外壁の素材がとくに重要(だと思う)。
ベニヤやコンパネは安いけど軽めだし、石膏ボードは強度が不安、鉄や鉛は性能は良いけど加工性や値段が高く、さすがに重すぎる。
加工性がよく、ほどよく重さ(密度)があるのはMDFとなり、近所のホムセンを巡ったところ、コーナンで15mm厚MDFが他店の半額くらいと安い。
しかも12mm厚より15mm厚のが安いという謎仕様(;´∀`)
1820 x 910 x 15mmで2180円はかなり安いでしょ!とコレを素材にすることに。
さっそくFusion360の設計を15mm厚で見直し、最適なカット方法をスケッチで製図。
Fusion360のスケッチ製図からカットもコーナンにお任せし、メイン素材をげっとー。
防音には隙間も大敵で、密封に近い状態がベストです。
サイズが小さいならCNCで溝堀りしてハメ込み接着など出来ますが、このサイズともなると1辺の板をCNCでクランプする事すら出来ない。
板を乗っけて接着だけでは強度に問題が出るので、皿ビスをねじ込み、さらに接着することに。
皿ビスは安く済ませたかったので、ダイソーの25mm x 90本、41mm x 55本の皿ビスを使用。
皿頭なので、予めザグリを入れます。
MDFだけでは内部で音が反射してしまうので、吸音するために1.2mmの遮音シートを入れて接着。
接着はモノタロウの根太を使用し、タッカーで補強固定。
今回は結構広い面を密着させる必要があり、さらに軟質発泡ウレタンなどは接着しづらいので、大量に塗れる接着剤が必要となり、ざっと探したところ床材などを貼り付ける根太が一番コスパが高かった。
黒いパーツはドアを受け止める部分。
ドアが当たる部分には2mm厚のゴムシートを貼り付けて、なるべく密着&振動が発生しないように。
ある程度形になったので仮設置。
ここに来るまでは設計図の中での話だったけど、この状態でやっとリアルが見えてくる。
15mm厚MDF+根太接着剤+遮音シートで想像以上に重たいのが不安点。
組み上げた後、この位置まで持ち上げられるのか…?
テストで2面だけ内部の軟質発泡ウレタンを貼ってみた。
中華通販で500mm x 500mm x 厚50mm x 6枚のピラミッド型が$12くらいだったかな。
かなり強引な梱包状態で来るため、水に浸してシワを伸ばし、乾燥させるのが大変。
問題ないようだったので必要な面に軟質発泡ウレタンを貼り、集塵用ホース、コントロール用ケーブルを通す穴、足などの穴を開けて仮組み最終チェック。
完成状態を持ち上げると腰が死にそうだったので、多少分割してこの設置場所で組み付け&接着する事に。
内部のライトは、中華通販で買ったLEDテープを10mmアルミ角パイプ+3mm厚アルミ板に貼り付け。
LEDテープというかLEDは熱に弱いみたいで、排熱というか放熱はなるべく考えてやると良いみたい。
なので放熱が良い感じのアルミ角パイプを使用。
ある程度スライドさせられるような設計にしてあり、前の方に光を集中させたり出来ます。
LEDの固定は、天井の4箇所にM4の鬼目ナットを埋め込んでいて、φ5のプラ棒の端をφ4に削ってM4ダイスでネジを切ってねじ込み。
逆の端にM3タップを立てて、ワッシャー入れた低頭M3ネジでLEDを貼り付けてるアルミ板に通す形。
アルミフレームごと取り外してメンテナンス出来るようになってます。
LEDの電源は、防音ボックス外側に秋葉原の秋月電子に売ってる2.1mmDCジャックON/OFFスイッチ付きを埋め込んでいて、12vACアダプタから電源を取っています。
CNCのコントロールボックスの電源から取る方法もあるんですが、コントロールボックスの電源を入れない状態でもLEDのON/OFFが使えた方が便利なので別にしてます。
このスイッチからボックス内のLEDは中華通販で10本$1くらいで売ってたjstプラグケーブルとかいう、取り外し可能なソケットでつないでいます。
アマゾンでも輸入代行で売ってますが、元が安いのでこちらから買っても良いかもですね。
この手の取り外し出来るソケットケーブルは便利なんですが、秋葉原でも使いやすく小さいのを安価で見つける事が出来ず、私は中華通販でドサッと買いました。
集塵ホースとケーブル類はボックス内の奥から下に出してます。
底面は15mm厚のMDFが2枚構成+遮音シートも2枚。
振動吸収にどこまで効果があるかわかりませんが、なるべくガッチリするようにしてます。
防音ボックス下はコントロールボックスと集塵ホース。
集塵ホースは塩ビパイプで中継して、自作サイクロン集塵タンク+掃除機のホースに接続。
塩ビパイプそのままだとアレなので、ダイソーのカーボンシールで化粧。
なお防音ボックスの下部には折りたたみ自転車が鎮座するギリギリのスペースを確保。
入れる際に防音ボックスの足にぶつけてもグラつかない様、足はSPFの2x4を使用。
CNCの足にはエアダンパーで振動吸収。
このエアダンパーの底には穴が開いていて空気の出し入れが必要なため、その空気の出し入れを可能にする下駄をアクリルから削り出し。
このままだとビビリ音が発生するかもなので、2mm厚のゴムシートでハンバーガーに。
さらにゲルシートで振動吸収性を高めています。
CNCにくっつけるとこんな感じ。
防音ボックスのドアにはφ5厚2mmのネオジム磁石を5個埋め込んであり…。
ドア受け側のネオジム磁石が来る位置には鉄のビスをねじ込んでいます。
これで良い感じの保持力で固定。
というわけで、CNC防音ボックス完成ヽ(´ー`)ノ
外壁はこれだけの大きさのMDFを塗るのが大変なので、中華通販で白色のカーボンシートを買って貼り付け。
重ねあわせてある部分などが気になりますが、壁紙のように綺麗に「抜く」のが私には難しそうなので気にしない事に!
ドアを開けると禍々しいピラミッド型軟質発泡ウレタンとCNCがお待ちかね。
以前のVer.に比べると相当ゴツくなりました。
そしてLEDが予想以上に明るく、今まで暗くて別のライトを使わないとよく見えなかったのが、室内のLEDライトだけでカバー出来るようになりました。
なにげにコレが一番うれしいかも。
さて、暫くコレにかかりっきりだったので、やっと一段落。
ちなみにまだ切削していないので、実際どこまで防音効果が上がったのか不明ですが、防音ボックス内の集塵システムからの吸引音は半減以下になっているため、切削音は振動が加わらない限りほとんど気にならなさそう。
これで釣りとルアー作りなど再開出来るわけですが、ルアー作りの方は次期パワーアップ構想の品が届いてからかなー。
うまく行けば、長年の懸案事項が少しだけ解消されるはず。
2018年02月03日
カーニバルの開幕だ!
カーニバルの開幕だ!
例年だとそろそろ、デカイ奴らが東京湾奥に帰ってくる時期。
寒いけどホーム干潟にウェーディングだッ!と完全防寒装備で出撃。
ほんとはランカー狙えるのはもうちょい後だけど、居ることもあるでしょう。とお気に入りのポイントに到着後、久々に良いサイズが食ってきてくれました。
ブレイクラインを意識して、自作ルアーをデッドスローで漂わせるとドン!と出る感じ。
85mm細身の自作ルアーをデッドスローで引いて、食ってくるのが60以上ならルアー丸飲みなんて事も。
75あるなしもキャッチ(最初の写真の魚)。
カーニバル始まってた!(゚∀゚)
自作ルアーのセーラー服カラーをハーモニカ食い。
スケベなヤツめ( ´∀`)σ)∀`)
ちょっと食いが渋いかなぁーって時は、ローリング系の自作ルアーを流すと良い感じ。
流れがある場所なので完全に止めてもルアーが泳いでいて、ブレイクライン前後で流して待ってるだけで食ってきてくれることも。
基本的にかなり浅いため、上付近をデッドスローで引けるルアーでないと、ボトムノックで根掛かりしてしまう。
シャローに特化した自作ルアーは、根掛かりの心配なく、大変使いやすい。
60upのがどじょうすくい食いでヒット。
これ、フックが1mmも刺さっておらず、ルアーが引っかかってるだけ(;´∀`)
さすがにここまで見事な事は初めて。
セーラー服をぱくり。
スケベなやつめ( ´∀`)σ)∀`)
ちょっと渋いかなーって日は、やっぱりローリング系自作ルアーが頼りになる。
ホーム干潟の冬場ナイトウェーディングでは、自作ルアーだけで結果を出せるようになりました。
無理して自作ルアーを使うのではなく、使いやすく釣れるから使うというのも自分の中では大きい。
まだまだ改良の余地もあるし、次のバージョンアップも考えていますが、ひとまず「使えるルアー」になったのは大きいかなー。
このホーム干潟のシーズン通してだと、春からのマイクロベイト、夏場の高活性時のリアクションバイトを誘う釣りでは、ローリングベイトや極小ブレードに私のオリジナル自作ルアーが勝てる要素がない。
次のターゲットはこのパターン用ルアーかな。
で、今の時期のソロ釣行で自由に打てるなら、3キャッチ以上は確実で良い日なら10キャッチも狙えそう。
全体的に活性が上がってきて、バイトが深くなってきた感あり。
ただ釣ったシーバスが吐いたのは、プランクトン的な大量のゾエア。
元々河川のような大量のバチが抜けるわけではないので、この時期はゆるーく流せるルアーが強いのがホーム干潟。
2月下旬~3月中旬くらいが最大のランカーチャンスなので、今年も釣れるといいなぁー。
あ、そいえば、去年大量に湧いていたウニ、今年は地形変化で着いてる場所が変わったのか、去年の1/10くらいまで減ってます。
サイズは大きいんですが、原因はなんだろうなー。
去年たまたま湧いていただけの可能性もあるので、来年以降もチェックしないと答えは出ないかな。