2018年08月03日
自作スピンテールとスイベル付きフック
例年この時期は暑いわ、釣れないわ、なので、色々な物作りに励むのです。
今年は秋のぶん投げ用ルアーを作るべく、ちまちまと計画を進めております。
その1つがある程度形になりました。
毎度のFusion360で3Dモデリング。
今回はちょっと前に作った
これの軽い版を作ってみます。
コミコミで24gくらいになればいいなぁ。と思って組んでいたんですが、色々修正をかけていたらFusion360のシミュレーションによると本体だけで21g。
アルミから金型を削り出し鉛を鋳造すると、削り込めない部分など含めて19~20gくらいになりそう。
コミコミ24gだともうちょい重さ欲しいところだけど、まぁいいか。とこのまま進めることに。
そろそろボールエンドミル買っても良いんじゃないか?と思いつつも、フラットエンドミルだけで仕上げ。
貫通アイにするため、今回もCNCで治具を削り出し、ガイドにφ1.6mmのカットしたダイソーの釘を打ち込み。
最初に柔らかいアルミワイヤーでアイを作り、これを元に長さを算出。
あとは実際に使うステンレスワイヤーを測った長さでカットして曲げていけば、無駄なくスッキリ作れます。
作ったアイを金型にセットして~
熱々に熱してとろとろになった鉛を流し込んで鋳造。
3本作ってみました。
20.35gくらい。
本体だけの原価だと30円くらいかなぁー。
実際は金型、鉛溶かすためのガス、作るためのPC、削るためのCNCなんかの設備や媒体も必要なので、純粋な原価ではないんですが。
でもまぁ、安く作れるっちゃ作れます。
次にスピンテールを作る際、リアにブレードを付けるわけですが、フックにスイベルをくっつけてブレードをセットしたい。
今まではベアリングスイベルとステンレスワイヤーや被覆線ワイヤーを使っていたんですが、もうちょっと簡単に作りたい。
で、こんな片方がストレート形状のサルカンを買ってみました。
ちょうどいい感じの長さにカットして、こんな風に折り曲げてフックに装着。
仮止めとしてボロボロになって捨てても良いPEラインを巻き巻き。
簡単に済ませたいなら、瞬間接着剤などでもOKかと思います。
熱圧縮ゴムチューブを差し込んで、火で炙って圧縮。
比較的簡単にスイベル付きフックの出来上がりーヽ(´ー`)ノ
ブレードも自作したんですが、ちょっと大きくて抵抗あるかな?ということで、二回りくらい小型化した32mm版も作ってみることに。
今回は0.3mm厚の真鍮板を買ってみたので真鍮製です。
こんな凹凸のある金型を作り、凹の方に削り出した真鍮製ブレードを入れてバイスで噛みます。
0.3mmくらいならアルミ金型とバイスでもいけますが、この方法だと体感0.5mmくらいが限界かなぁー。
ちょっとズレちゃいましたが、角度がついてるのがわかるかと思います。
さて、後は釣るだけだぜー!って、暑くて釣りなんて行ってらんねーよヽ(`Д´#)ノ
おまけ。
蓄光塗料を塗ったルアーを投げてきたのが、それなりにキレイに録画出来たので動画で。
赤外線ライトも850nmの5Wに変えて、角度調整もそこそこうまくいったら、ギリギリテトラが映るくらいに。
目視では赤外線ライトは見えないので実際の現場は真っ暗なんですが、これなら秋からのナイトウェーディングも真っ暗で何やってんのかさっぱりわかんねーよ!って事にはならないかも…。
ちなみに爆光LEDヘッドライトで蓄光されたルアーは、うおっ、まぶし!ってくらい光輝いております。
というか、この状態でほんとに釣れんの?
上から見る限り、水中でめっちゃルアーが膨張してるように見えるんだけど(;´∀`)
ナイトゲームでトップルアーが釣れるかは不明ですが、トップルアーの背中側に塗るのは良いかも。
どこ泳いでるのかよくわかります。
PPLS 蓄光 夜光粉末 ①外観:白 発光:黄緑 100g
今年は秋のぶん投げ用ルアーを作るべく、ちまちまと計画を進めております。
その1つがある程度形になりました。
毎度のFusion360で3Dモデリング。
今回はちょっと前に作った
2018/06/23
2018/07/06
これの軽い版を作ってみます。
コミコミで24gくらいになればいいなぁ。と思って組んでいたんですが、色々修正をかけていたらFusion360のシミュレーションによると本体だけで21g。
アルミから金型を削り出し鉛を鋳造すると、削り込めない部分など含めて19~20gくらいになりそう。
コミコミ24gだともうちょい重さ欲しいところだけど、まぁいいか。とこのまま進めることに。
そろそろボールエンドミル買っても良いんじゃないか?と思いつつも、フラットエンドミルだけで仕上げ。
貫通アイにするため、今回もCNCで治具を削り出し、ガイドにφ1.6mmのカットしたダイソーの釘を打ち込み。
最初に柔らかいアルミワイヤーでアイを作り、これを元に長さを算出。
あとは実際に使うステンレスワイヤーを測った長さでカットして曲げていけば、無駄なくスッキリ作れます。
作ったアイを金型にセットして~
熱々に熱してとろとろになった鉛を流し込んで鋳造。
3本作ってみました。
20.35gくらい。
本体だけの原価だと30円くらいかなぁー。
実際は金型、鉛溶かすためのガス、作るためのPC、削るためのCNCなんかの設備や媒体も必要なので、純粋な原価ではないんですが。
でもまぁ、安く作れるっちゃ作れます。
次にスピンテールを作る際、リアにブレードを付けるわけですが、フックにスイベルをくっつけてブレードをセットしたい。
今まではベアリングスイベルとステンレスワイヤーや被覆線ワイヤーを使っていたんですが、もうちょっと簡単に作りたい。
で、こんな片方がストレート形状のサルカンを買ってみました。
ちょうどいい感じの長さにカットして、こんな風に折り曲げてフックに装着。
仮止めとしてボロボロになって捨てても良いPEラインを巻き巻き。
簡単に済ませたいなら、瞬間接着剤などでもOKかと思います。
熱圧縮ゴムチューブを差し込んで、火で炙って圧縮。
比較的簡単にスイベル付きフックの出来上がりーヽ(´ー`)ノ
ブレードも自作したんですが、ちょっと大きくて抵抗あるかな?ということで、二回りくらい小型化した32mm版も作ってみることに。
今回は0.3mm厚の真鍮板を買ってみたので真鍮製です。
こんな凹凸のある金型を作り、凹の方に削り出した真鍮製ブレードを入れてバイスで噛みます。
0.3mmくらいならアルミ金型とバイスでもいけますが、この方法だと体感0.5mmくらいが限界かなぁー。
ちょっとズレちゃいましたが、角度がついてるのがわかるかと思います。
さて、後は釣るだけだぜー!って、暑くて釣りなんて行ってらんねーよヽ(`Д´#)ノ
おまけ。
https://t.co/XlshTJ4KYp
— さ (@DIY_seabass_SA) 2018年7月30日
こちらの蓄光粉末を使った夜光ルアーキャスト動画
薄暗くテトラが見えるのは赤外線撮影&赤外線ライトを炊いているためで、人間の目には赤外線ライトは全く見えません。
実際の目視だと映像よりもっとルアーが光って見え、着水ポイントまで見えます(;´∀`) pic.twitter.com/xGBn8hqtgQ
蓄光塗料を塗ったルアーを投げてきたのが、それなりにキレイに録画出来たので動画で。
赤外線ライトも850nmの5Wに変えて、角度調整もそこそこうまくいったら、ギリギリテトラが映るくらいに。
目視では赤外線ライトは見えないので実際の現場は真っ暗なんですが、これなら秋からのナイトウェーディングも真っ暗で何やってんのかさっぱりわかんねーよ!って事にはならないかも…。
ちなみに爆光LEDヘッドライトで蓄光されたルアーは、うおっ、まぶし!ってくらい光輝いております。
というか、この状態でほんとに釣れんの?
上から見る限り、水中でめっちゃルアーが膨張してるように見えるんだけど(;´∀`)
ナイトゲームでトップルアーが釣れるかは不明ですが、トップルアーの背中側に塗るのは良いかも。
どこ泳いでるのかよくわかります。
PPLS 蓄光 夜光粉末 ①外観:白 発光:黄緑 100g
Posted by さ at 2018年08月03日│Comments(2)
│自作ルアー
この記事へのコメント
お疲れ様です・・・毎日暑いですね・・・。
こちらは、昨日初の40度超え、家の周囲はコンクリとアスファルトなので45度近くはあるんじゃないかと思います・・・。
仕事で数年に1度位ですが、プレス型(生鉄)を作ってます。
0.5mmになると、エッジを出すのは難しくなりますね。板物は大抵、0.35mm前後です。
それと、以前のログで鉛の流し込みでボディが段付きになるって事でしたが、オモリに使われてる鉛だと表面張力が大きいので、アンチモン入りの硬めの物が綺麗に流れますよ。
こちらは、昨日初の40度超え、家の周囲はコンクリとアスファルトなので45度近くはあるんじゃないかと思います・・・。
仕事で数年に1度位ですが、プレス型(生鉄)を作ってます。
0.5mmになると、エッジを出すのは難しくなりますね。板物は大抵、0.35mm前後です。
それと、以前のログで鉛の流し込みでボディが段付きになるって事でしたが、オモリに使われてる鉛だと表面張力が大きいので、アンチモン入りの硬めの物が綺麗に流れますよ。
Posted by togusa at 2018年08月04日 09:36
>togusaさん
私みたいな素人レベルでハンドプレスにも満たない設備では、比較的柔らかい金属でも0.5mmはかなり厳しそうと思っていましたが、やっぱきつそうですねー。
鉄が削れて2tくらいの圧力かけられるならもうちょい行けそうな気がするんですが、ないものねだりですね。
鉛はやっぱ添加物入れないと柔らかすぎたり、そういう特性があるんですねー。
コスト重視しすぎたかも…。
私みたいな素人レベルでハンドプレスにも満たない設備では、比較的柔らかい金属でも0.5mmはかなり厳しそうと思っていましたが、やっぱきつそうですねー。
鉄が削れて2tくらいの圧力かけられるならもうちょい行けそうな気がするんですが、ないものねだりですね。
鉛はやっぱ添加物入れないと柔らかすぎたり、そういう特性があるんですねー。
コスト重視しすぎたかも…。
Posted by さ at 2018年08月04日 11:06