2023年11月22日
セラミックベアリング化

前回の記事で
2023/10/10
とベイトリールでかなり錆びやすいレベルワインド両端のベアリングにグリスを圧入するログを書いたのですが…。
ふと、かなり昔Aliexpressでセラミックベアリングを調べたことを思い出し、久々に覗いてみたら1個600円弱で買えるではないか!
ものは試しだ。とフルセラミックベアリング(ジルコニア)を買って試してみることに。

早速インストール。
レベルワインド両端のベアリングは負荷がかかるわけでもなく、シルバーウルフなどはあえてベアリングではなくプラカラーにしてるくらい、錆びやすいのに巻きの軽さに大きくは関与しない部分。
でも塩噛みや錆ちゃうと固着して巻けなくなったり、巻き重くなったり、異音が出たりと非常に厄介な部分でもあります。
フルセラミックベアリングにすることにより、錆なくなり、仮に塩噛みしても隙間からスポイトなどで水を数滴垂らせばたぶん直る。
どうしてもダメならバラして水の中でグリグリすればOK。
メンタル的にもとても良い。

なんか最近巻きが重たいんだよなーとついでにメンテしてたら、ピニオンギアのベアリングが塩噛みで固着しとるがな!
こうなったらリール内部で錆やすい部分、全部セラミックベアリング化してやる!

11.11のAliexpressのセールで知り合いの分も含めてセラミックベアリング大量に注文した!

ピニオンギアのベアリングをセラミックベアリング化。
オイルレスなのでめちゃくちゃ回る。

ハンドル軸奥のアクセスするのが若干面倒で、めちゃくちゃ水が溜まる部分もセラミックベアリング化。
ここはレベルワインド両端ベアリング同様、回転性能というより、錆対策。
ここもグリスを詰めておけば、そこまでは錆びませんが。
で、実際にインストールしてみると、巻きは体感できるレベルで軽くなった。
ただオイルレスなのもあって、巻くとシャーーーという音はする。
そこまで気になる大きさではないけど、無音が良い人はオイル入れるなりした方が良いかも。


ついでにHRF ソニックスピードもセラミックベアリング化。

ダイワのベイトリールをセラミックベアリング化する上で注意が必要なのが、このハンドル軸奥のベアリング。
レベルワインド両端のベアリングやピニオンギアのベアリングはほぼ共通サイズなのに、ここのベアリングだけ、機種によってサイズがまちまちみたい。
17スティーズA
ピニオンギアスプール側ベアリング 8x12x3.5
レベルワインド両端ベアリング 4x7x2.5
ハンドル軸奥ベアリング 5x8x2.5
18HRF ソニックスピード(18ジリオンHD亜種)
ピニオンギアスプール側ベアリング 8x12x3.5
レベルワインド両端ベアリング 4x7x2.5
ハンドル軸奥ベアリング 5x9x3
HRFソニックスピードは巻きの軽さがスティーズAより顕著で「こんな回るの!?」ってくらいめちゃくちゃ巻きが軽くなった。
ただシャーーーー音もスティーズAより大きく、ボディが大きいから反響しちゃってるのかも。
ベイトリールは構造的に内部に絶対海水が侵入するので、ベアリングが錆から解放されるのは満足度高いカスタム。
あとは実際に使い込んでの耐久性で、問題なければスプールのベアリングもセラミックベアリングにしても良いかもしれない。