2017年03月03日
70弱と自作ローリング系ルアー
例年のこの時期、通っている干潟に大型シーバスが寄るのでランカーハンティングの大チャンス!
でも最近作っているルアーが難産で、釣りよりもルアー作りの方を優先…。
というのももったいないので、ある程度の区切りが良いところでランカー狙って出撃!

あ、あれ?(;´∀`)
自作ルアーで40cmちょいくらい。
ランカーどころか、ヒットに持ち込む事すらキツイ。
トラブルってほどでもないけど、いい気持ちにはなれない出来事もあり、この日は粘らず撤収。

前日があまりにもアレだったので翌日も出撃。
久々に通い慣れたエントリールートで、気合入れてランカーハンティング!
早々に50cmくらい。
小刻みにビンビン動いたけどエラ洗いせず、ボラが食ってきたのかとちょっと焦った(;´∀`)
たまには自作ルアー以外でも。とエスクリム99F改。
シマノの中でもトップクラスに使いやすくて釣れる良いルアーです。
でも狙ってるのはこのサイズじゃないんだよなぁー。

この時期に実績高いポイントをランガンしていくも、潮とか良い感じなのに反応なし。
これは次回の潮回りなのかなー?と暗雲立ち込め始めた時、地形変化にナイスな潮目が!
自作ルアーロングキャストからのちょい巻きで狙い通りヒット!
おおお、結構重いぞ…。

70弱くらい、6ポンド弱なナイスシーバス。

今回の70弱のは着水リアクションバイト的だったので、正直なんでも良い感じでしたが(;´∀`)
この自作ルアー、通い慣れたホームの干潟ウェーディングで武器になるよう作っただけあって頼りになります。
干潟の釣れる水深は1mから上のシャローゾーンがほとんどだけど、時期によっては時合以外シーバスが上を見ておらず、ほんとに目の前を通った時にしか食ってこない。
この場合、ルアーが泳ぐレンジは40~80cmくらいが理想で、そこを出来る限りスローに巻けるのがこのルアーの特徴。
ロッドを立てれば上を引け、倒して巻けばちょこっと潜る。
泳ぎはバタつき過ぎず、サイズは85mmと小さめ、そして50mくらい飛んでくれる。
ウッド素材は浮力があるので、一般的な市販ルアーのABS材で同じ動きというのはちょっと難しい。
こういうところが自作の良いところです( ´∀`)
最近難産している自作ルアーのお話でも。
もうすぐシマノからゴリアテHi95Fというルアーが発売されます。
謳い文句ではハイピッチロール系のルアーで、私もいつかは作りたいと思っていたジャンル。
動画を見る限り、結構良い泳ぎ。
これはパクインスパイアするしかないでしょ!



というわけで、同じような形状で作ってみたv1。
お風呂スイムテストの結果、釣れない事はない泳ぎだと思うけど、狙い通りのデッドスローでのハイピッチロールにはならず…。
フック無しでは良い泳ぎなんだけど、6号フックでは厳しい。
8号でギリギリなんとかスローに巻いても大丈夫かなぁ。くらいな感じ。


v2。
リップを多少大きめに作って水受けを上げ、重心を出来る限り前方に…って前にしすぎてフロントフックアイの位置が酷い事に(;´∀`)
ただコレはなかなか良い泳ぎで、8号フックだとある程度納得出来る泳ぎ。
6号だとまだちょっとダメかなぁ…。


v3は始まる前に終了。ダメっぽい。
ただv3のCAD設計中、市販のロール系ルアーを研究し、ロール系ルアーの理解度がアップ。
なるほどなぁ。という感想と共に、シマノ ゴリアテHi95Fの設計者エクスセンスブログのゴリアテHi95F分解写真を見ると謎が深まる。

エクスセンスブログより引用
この画像たぶんゴリアテHi95Fの内部画像だと思うわけですが、ゴリアテはこの設計でハイピッチロールするの?
作ってるルアーは80mmサイズなので、ゴリアテHi95Fの95mmと比べると小さいから設計はよりピーキーになって浮力を得られづらいというのはあるけど。
でもいくら発泡シェル素材が軽いとは言え、95mm/12gでデッドスローでハイピッチロールする?
スイム動画を見ると流れがありそうだし、案外巻き速度早いのかも。
最近はルアーのスイム動画をメーカーがアップしてくれることも多いけど、出来れば止水のプールなどで撮ってほしい。
あとは「デッドスロー」や「ファーストリトリーブ」なんかは個人によって速度が違うので、動画の端っこにワイプでリーリングの動画も付けて欲しい。
リールの番手や巻き長がわかれば、どれくらいの速度で巻いたらどう泳ぐのかがわかる。
デッドスローで巻くようなルアーは、そのルアーに信頼がおけるかどうかがカギなので、釣果がない&泳ぎがわからないルアーをデッドスローで引くのは難しい。
釣り系の動画って、今の環境ならもっとわかりやすく作れる要素があると思う。


今までのを踏まえてv4。
ここは初心に帰り、タックルハウスTKLM大先生からだと思われる、リップレスの水受けを良くする溝のようなお椀型のくぼみを入れてみた。
また重心は出来る限り前にしたい。というわけで、ラインアイとフロントフックアイの間に固定重心のオモリを追加。
さらに全体の重量を軽くして、より泳ぐように重心移動のオモリを2gくらいの軽い物に変更。
泳いだことは泳いだけど、リップ形状が逆三角形なのが良くないのか、狙い通りの泳ぎではない。
v1よりマシだけど、v2のが狙った泳ぎに近い感じ。
内部の浮力の構造や、重心の位置、泳いだ時の姿勢など考えると、リップから後ろのオデコを若干高くしないと安定した泳ぎは難しいのが基本っぽい。
ほんのちょっとの差に思えるんですけどねー。

今度こそ!と挑んだv5。
一般的に近い形状で、さらにリップレスの水受けを上げて前重心。
浮力を最大限引き出すような軽めのウェイト設定。
これだとお風呂スイムテストでも6号フックでほぼ狙った泳ぎに!
良い感じだったのでボディなどそのままで、重心移動のオモリを+1g重くしたverも追加。
これだと6号フックではちょい厳しく、8号フックでなんとか狙った泳ぎに。

この結果、リップレスミノー形状のデッドスローでぐりんぐりんなハイピッチローリングを実現するには、フローティング設定はとても大事。
そもそもルアーの基本として浮力が高いルアーほどよく動くんだけど、それにしたってウォブ系ルアーに比べてローリングはシンキングになるとその差は顕著。
特にリップレスミノー形状だとこの影響が大きい。
また今回はリアフックアイ付近にも小さなガン玉オモリを追加。
ルアーのお尻付近が軽いとウォブが入りやすく、今回は極力ローリングのみに泳ぎを特化したかったため。
ほんのちょっとでもオモリを入れると、かなりウォブを抑えられました。

そして今回のv5はゼロからFusion360にてモデリング。
実はコレがきつかった。
Fusion360、悪くはないんだけど生ものっぽいモデリングに向いてなさすぎた。
でもまぁこういう失敗や経験を積んで、次に活かすのはとても大事。
さて、あとは実際に使って本当に釣れるかどうか!
塗装は面倒なので、釣果が出た後にやる気があったら(;´∀`)
でも最近作っているルアーが難産で、釣りよりもルアー作りの方を優先…。
というのももったいないので、ある程度の区切りが良いところでランカー狙って出撃!

あ、あれ?(;´∀`)
自作ルアーで40cmちょいくらい。
ランカーどころか、ヒットに持ち込む事すらキツイ。
トラブルってほどでもないけど、いい気持ちにはなれない出来事もあり、この日は粘らず撤収。

前日があまりにもアレだったので翌日も出撃。
久々に通い慣れたエントリールートで、気合入れてランカーハンティング!
早々に50cmくらい。
小刻みにビンビン動いたけどエラ洗いせず、ボラが食ってきたのかとちょっと焦った(;´∀`)
たまには自作ルアー以外でも。とエスクリム99F改。
シマノの中でもトップクラスに使いやすくて釣れる良いルアーです。
でも狙ってるのはこのサイズじゃないんだよなぁー。

この時期に実績高いポイントをランガンしていくも、潮とか良い感じなのに反応なし。
これは次回の潮回りなのかなー?と暗雲立ち込め始めた時、地形変化にナイスな潮目が!
自作ルアーロングキャストからのちょい巻きで狙い通りヒット!
おおお、結構重いぞ…。

70弱くらい、6ポンド弱なナイスシーバス。

今回の70弱のは着水リアクションバイト的だったので、正直なんでも良い感じでしたが(;´∀`)
この自作ルアー、通い慣れたホームの干潟ウェーディングで武器になるよう作っただけあって頼りになります。
干潟の釣れる水深は1mから上のシャローゾーンがほとんどだけど、時期によっては時合以外シーバスが上を見ておらず、ほんとに目の前を通った時にしか食ってこない。
この場合、ルアーが泳ぐレンジは40~80cmくらいが理想で、そこを出来る限りスローに巻けるのがこのルアーの特徴。
ロッドを立てれば上を引け、倒して巻けばちょこっと潜る。
泳ぎはバタつき過ぎず、サイズは85mmと小さめ、そして50mくらい飛んでくれる。
ウッド素材は浮力があるので、一般的な市販ルアーのABS材で同じ動きというのはちょっと難しい。
こういうところが自作の良いところです( ´∀`)
最近難産している自作ルアーのお話でも。
もうすぐシマノからゴリアテHi95Fというルアーが発売されます。
謳い文句ではハイピッチロール系のルアーで、私もいつかは作りたいと思っていたジャンル。
動画を見る限り、結構良い泳ぎ。
これは



というわけで、同じような形状で作ってみたv1。
お風呂スイムテストの結果、釣れない事はない泳ぎだと思うけど、狙い通りのデッドスローでのハイピッチロールにはならず…。
フック無しでは良い泳ぎなんだけど、6号フックでは厳しい。
8号でギリギリなんとかスローに巻いても大丈夫かなぁ。くらいな感じ。


v2。
リップを多少大きめに作って水受けを上げ、重心を出来る限り前方に…って前にしすぎてフロントフックアイの位置が酷い事に(;´∀`)
ただコレはなかなか良い泳ぎで、8号フックだとある程度納得出来る泳ぎ。
6号だとまだちょっとダメかなぁ…。


v3は始まる前に終了。ダメっぽい。
ただv3のCAD設計中、市販のロール系ルアーを研究し、ロール系ルアーの理解度がアップ。
なるほどなぁ。という感想と共に、シマノ ゴリアテHi95Fの設計者エクスセンスブログのゴリアテHi95F分解写真を見ると謎が深まる。

エクスセンスブログより引用
この画像たぶんゴリアテHi95Fの内部画像だと思うわけですが、ゴリアテはこの設計でハイピッチロールするの?
作ってるルアーは80mmサイズなので、ゴリアテHi95Fの95mmと比べると小さいから設計はよりピーキーになって浮力を得られづらいというのはあるけど。
でもいくら発泡シェル素材が軽いとは言え、95mm/12gでデッドスローでハイピッチロールする?
スイム動画を見ると流れがありそうだし、案外巻き速度早いのかも。
最近はルアーのスイム動画をメーカーがアップしてくれることも多いけど、出来れば止水のプールなどで撮ってほしい。
あとは「デッドスロー」や「ファーストリトリーブ」なんかは個人によって速度が違うので、動画の端っこにワイプでリーリングの動画も付けて欲しい。
リールの番手や巻き長がわかれば、どれくらいの速度で巻いたらどう泳ぐのかがわかる。
デッドスローで巻くようなルアーは、そのルアーに信頼がおけるかどうかがカギなので、釣果がない&泳ぎがわからないルアーをデッドスローで引くのは難しい。
釣り系の動画って、今の環境ならもっとわかりやすく作れる要素があると思う。


今までのを踏まえてv4。
ここは初心に帰り、タックルハウスTKLM大先生からだと思われる、リップレスの水受けを良くする溝のようなお椀型のくぼみを入れてみた。
また重心は出来る限り前にしたい。というわけで、ラインアイとフロントフックアイの間に固定重心のオモリを追加。
さらに全体の重量を軽くして、より泳ぐように重心移動のオモリを2gくらいの軽い物に変更。
泳いだことは泳いだけど、リップ形状が逆三角形なのが良くないのか、狙い通りの泳ぎではない。
v1よりマシだけど、v2のが狙った泳ぎに近い感じ。
内部の浮力の構造や、重心の位置、泳いだ時の姿勢など考えると、リップから後ろのオデコを若干高くしないと安定した泳ぎは難しいのが基本っぽい。
ほんのちょっとの差に思えるんですけどねー。

今度こそ!と挑んだv5。
一般的に近い形状で、さらにリップレスの水受けを上げて前重心。
浮力を最大限引き出すような軽めのウェイト設定。
これだとお風呂スイムテストでも6号フックでほぼ狙った泳ぎに!
良い感じだったのでボディなどそのままで、重心移動のオモリを+1g重くしたverも追加。
これだと6号フックではちょい厳しく、8号フックでなんとか狙った泳ぎに。

この結果、リップレスミノー形状のデッドスローでぐりんぐりんなハイピッチローリングを実現するには、フローティング設定はとても大事。
そもそもルアーの基本として浮力が高いルアーほどよく動くんだけど、それにしたってウォブ系ルアーに比べてローリングはシンキングになるとその差は顕著。
特にリップレスミノー形状だとこの影響が大きい。
また今回はリアフックアイ付近にも小さなガン玉オモリを追加。
ルアーのお尻付近が軽いとウォブが入りやすく、今回は極力ローリングのみに泳ぎを特化したかったため。
ほんのちょっとでもオモリを入れると、かなりウォブを抑えられました。

そして今回のv5はゼロからFusion360にてモデリング。
実はコレがきつかった。
Fusion360、悪くはないんだけど生ものっぽいモデリングに向いてなさすぎた。
でもまぁこういう失敗や経験を積んで、次に活かすのはとても大事。
さて、あとは実際に使って本当に釣れるかどうか!
塗装は面倒なので、釣果が出た後にやる気があったら(;´∀`)
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