浦安DIYシーバス

ギアの劣化具合がそろそろ限界に達し、他も含めてそろそろ天寿を全うしそうな私の05イグジスト。
でもこの巻きの軽さは現行機種でも届かない領域で、おい、ダイワ、05イグジストの本当の後継機作れ！いや、作ってください！
マグシールドとかいらんので、イグジストレガシーでいいんですよ。

で、そんな私の05イグジスト、今までと違うちょっと硬めのグリスを入れることによって巻きの軽さは若干落ちるものの、劣化したギアからのダイレクト感（シャリだったりゴリだったり）を緩和するメンテナンスを行いました。
合わせてドライブギアのシム調整ワッシャーを再調整して、ガタツキをギリギリ抑え…結果、まだまだ戦える05イグジストに。
現在はナイトゲームのスローな釣りにしか使わないので、あと2～3年は持ってくれるかなー( ´∀｀)





せっかくだからハンドルノブやローターなど、細かいところもグリス（オイル）アップしておこう。と、ベールのメンテナンスしてたら、ラインローラーとは逆側のベール止めてるネジ頭がもげた(　 Д )　ﾟ　ﾟ
ねじ山がナメた（潰れた）って事は過去に何度もありますが、ネジ頭がもげたってのはさすがに初めて。
そんなにトルクかけてないのに、ものすごく綺麗な断面で取れちゃった…。

ココ、M3 5mmのトラスネジなんですが、機能的には薄皮一枚でギリギリクランプしている感じ。
現時点では問題はないけど、使ってたらこの薄皮部分が削られて、ネジ止めの機能を果たせなくなりそう。いや、確実になる。
ここが止まっていないと、ベール関連が全て使えなくなり、ラインすら巻けなくなってしまう。





なんとしてもネジを外さないと！
というわけで、多少強引にクランプ出来たので手術開始(｀・ω・´)





対象がM3のネジとわかっているので、ねじ山が潰れた程度なら逆タップのネジ外しビットで抜ける範囲。
でも今回はネジ頭がもげて、タップを立てられる径＆深さがあるか非常に微妙…。
慎重にセンタードリルで下穴を開ける前処理。





さらに1.5mmのドリルで下穴を掘ります。





アネックス(ANEX) なめたネジはずしビットを押し付けながら時計逆回し。
私の場合、卓上フライスのZ軸をフリーフォール状態にしてモーターの重さを利用して力を加え、ドリルチャックを手で回します。







ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!





一時はどうなることかと思いましたが、なんとか抜けました(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ

私の工作環境では、ねじ山が潰れた程度なら対象物をクランプさえ出来れば、今のところ100%抜けます。
ただM2以下の精密ネジはダメかも。
使用しているアネックスのなめたネジはずしビットも最小がM2.5からとなっているので、かなり厳しそうです。

今回のような事は今後起きる可能性は非常に低いですが、これでも抜けたというのは心強い。
DIYよくやる人には神工具のヒトツなのではないかと思います。





ホムセンでM3 5mmのステンレストラスネジを4円で買ってきて無事復活ヽ(´ー｀)ノ
重さが若干違うのでほんのちょびっっっとブレる感覚がありますが、まー誤差って事で(；´∀｀)

ちなみにダイワからパーツリストで単品注文すると、1本200円。
いくらなんでも高すぎでしょ(；´Д｀)
2年くらい前までは100円だったはずなのに、いつだかの一斉値上げで全パーツ100円以上値上げされ、100円だったものが200円に。
もうちょっと手心というものをですね…。

イグジストは軽量化のために、色々なパーツにアルミネジを用いています（たぶん）。
なのでねじ山をナメやすい。
そしてパーツリストでネジを単品注文しようとすると、上記の通り非常に高い。
この値段ならアルミではなく、チタンにして欲しい。
今なら日本国内工場でもそこそこの注文数なら、ありとあらゆる特殊なサイズまでチタンネジで作ってくれるし、値段も結構安い。
リールにそんな剛性必要ないよ！って話をされたら終わりなんですが、イグジストやステラ買う層なら、たとえ製品の定価が3000円以上値上がりしても、全てのネジをチタンネジにしました！って方が嬉しい人多いのではないかと。
少なくともチタンネジならパーツリストから注文する場合、ネジ1本200円です。って言われても納得出来ます。


みなさんもメンテする場合は細心の注意を…。