2018年06月18日
夜光粉末インプレ1:ライトによる違い

ルアーなど主に釣り道具を自作している当ブログでありますが、「うちの商品を自作ルアーで使ってレビューしてくれよ!」(意訳)という大変ありがたいお話を頂きまして、何度かに分けてちょくちょくとレビュー致したいと思います。
レビュー内容に関しては、オリジナルであれば自由ということで、浦安DIYシーバスなりのちょっとマニアックな視点でレビューしたいと思います。
なお、ステマはダメよ。ということなので、盛大にダイマします(゚∀゚)
PPLSグループ:http://pepaless.jp/
株式会社ペパレス第二製作所:http://pepaless.jp/11-company.php
PPLS 蓄光 夜光粉末 ①外観:白 発光:黄緑 100g
を使ってあれこれやってみたいと思います。

過去に中華から怪しい粉を入手し、蓄光粉末によるルアーを作ったのですが、めっちゃ光ったけど結局光った状態で釣れず(;´∀`)
しかも爆光状態は良いとこ5分ほどで、15分もするとうっすら光る程度まで落ちてしまいました。
では見せてもらおうか、ペパレス第二製作所の蓄光粉末の威力をやらを!

まずは特性を掴みたい。
正直なところ、私は蓄光(夜光)について全くの素人で、どういう原理で蓄光し、夜光するのかさっぱり。
というわけで、手元にある3種類のライトによる蓄光性能を比較したいと思います。
左:赤外線ライト(中華940nm)
中:普通のLEDライト(中華501B)
右:紫外線ライト(中華365nm)
私の知ったか知識によると、光というのは電磁波の波の一部で、肉眼で見える範囲を可視光と呼ぶ。
可視光は七色のグラデーションっぽく見え、波長が長い方が赤く、波長が短い方が青や紫っぽくなる。
赤より波長が長く見えない範囲を赤外線、青や紫より波長が短く見えない範囲を紫外線、この間の見える範囲を可視光と呼ぶ(実際にはもーーーっと波長が長いのが長波とか短波とかサブミリ波だったり、もっと波長が短いのがX線だったりガンマ線だったり)
人間の場合、赤外線は780nm以上、紫外線は380nm以下は見づらく(見えなく)なるみたいです。
で、この蓄光は可視光の外側まで影響を受けているのかを確かめるべく、赤外線ライトや紫外線ライトも使って実験してみることに。

こんな感じで互いの光が漏れないよう遮断した領域を作り、暗室状態で10分ほど光を当ててみます。

10分後、ライト点灯状態でのHX-A100での通常モードでの映像。
左:赤外線ライト940nm
中:通常のLEDライト
右:紫外線ライト365nm
肉眼だと全くわかりませんが、カメラではほんのちょっぴり赤外線ライトの赤っぽい光が映っています。
やはり通常のLEDライトがダントツで明るく見えます。

HX-A100の真横で撮影している、全く同じ時間のHX-A1Hの赤外線モードでの映像。
通常LEDライトが明るいのは同様ですが、左の赤外線ライトが点灯しているのがはっきりとわかります。
10分蓄光させたPPLS 蓄光 夜光粉末を暗室状態で30分撮影し続けてみました。
上:HX-A1Hでの赤外線撮影
下:HX-A100での通常撮影
早回し映像です。
ここからわかったのが、PPLS 蓄光 夜光粉末は赤外線を蓄光しないということ。
蓄光の知識がゼロな私には、正直驚きです。
てっきり赤外線も蓄光し、赤外線カメラなら光って見えるものと思っていました。
紫外線ライトのスペックは365mmなんですが、中華ライトだからですかね、通常LEDほど明るくは感じませんが、光ってるのはわかります。
理論上は光をあまり感じないらしいのですが…。
蓄光の性能も通常LEDほどではありませんが健闘しており、この紫外線ライトの肉眼で感じる明るさに比べて結構な蓄光っぷり。
蓄光の減衰ですが、最初の1分ほどは周囲に光が拡散して反射しているのがわかります。
3分ほどで拡散はなくなりますが、まだ結構明るく光っているレベルです。
その後5~10分で右肩下がりで弱くなっていき、15分くらいからは蓄光しているけどだいぶ暗くなっている感じですかね。

次に手元にある蓄光物による違いをチェックしてみましょう。
左:株式会社ペパレス第二製作所の蓄光粉末①外観:白 発光:黄緑
中:以前中華通販で買った蓄光粉末
右:ダイソーの蓄光テープ
自作塗装ブース内に入れているLEDテープライトで15分ほど蓄光。
またまた早回し動画。
粉の盛り方の違いの可能性もありますが、PPLS 蓄光 夜光粉末が一番明るく見えますね。
蓄光の減衰率は3者、ほぼ同じと言って良いと思いますが、この中ではPPLS 蓄光 夜光粉末が一番強い光を蓄えている感じです。

粉末の質感ですが、PPLS 蓄光 夜光粉末は結構サラサラな粉末です。
以前中華通販で買った蓄光粉末と比べると、中華通販粉末が砂糖だとしたら、PPLS 蓄光 夜光粉末は塩って感じ。
振るとPPLS 蓄光 夜光粉末はサラサラと広がるように落ちるのに対し、中華通販粉末はボソボソという感じである程度まとまって落ちます。
どちらが良いか?と言われると用途によると思いますが、PPLS 蓄光 夜光粉末のが使いやすそうです。
以上の結果から、今回レビューをPPLS 蓄光 夜光粉末は、私が持っている蓄光シリーズの中では一番性能が高い感じです。
ただものすんげー蓄光が続くか?と聞かれると、NOですね。
次はルアーに塗って遊んでみたいと思います。
PPLS 蓄光 夜光粉末 ①外観:白 発光:黄緑 100g