2016年06月22日
自作ルアー:発泡ウレタンルアー
さて、前回まででシリコン型が出来ました。
今回はこのシリコン型に発泡ウレタンを流し込んで、ルアーを量産(?)してみたいと思います。

発泡ウレタンだけでは強度的に問題がありそう。
というわけで、強度が必要なアイ(針金)周辺はCNC削り出しルアーで用いているポリプロピレンを使い、残りのボディ部分は発泡ウレタンにしてみます。
発泡ウレタンとポリプロピレンのハイブリッドってわけです。
シリコン型使う事によって手間が減るのも利点なのに、大して手間が変わっていないどころか、手間増えてるんじゃないの?っていうのは置いておきましょう(;´Д`)

毎度の重心移動システムも組み込み準備完了。

30倍発泡ウレタンを流し込んでみました。
おお、良い感じで出来てるんではなかろうかッ!

ドキドキのオープン!
おおおお!!
今川焼きかな?( ´∀`)

うまく行ったか!?と思ったんですが、サーフェイス強度が大変心もとない…。
さらにサーフェイスを整えるため、セルロースセメントにドブ漬けしたところ気泡まみれ&ボコボコになって、コレはどうなの…。

というわけで、10倍発泡ウレタンとタルクという粉を購入し、強度と浮力とサーフェイス精度、全てを取り込んだわがままボディを目指してみます。
テストでタルク入り10倍発泡ウレタンのみで流し込んでみた感じ、表面ツルツル、30倍に比べて明らかに硬い。
これなら行けそう。

なんやかんややって、塗装まで完成!
Q:え?途中経過は?
A:写真撮ってませんでしたッ!

とりあえずわかったことは、タルクをちょこっと混ぜても、その後のセルロースセメントなどにドブ漬けする際、気泡が発生しちゃいます。
ボディに発泡ウレタンの穴ぼこがあるからしょうがない。
なので一番最初はパテかエポキシを塗り込み、サーフェイスの穴ぼこを埋めちゃいます。
その後はセルロースセメントなんかにドブ漬けするなりして、強度アップ&サーフェイス精度を出します。
あとは今まで通り、塗装なりでフィニッシュです。
なお、さすが発泡ウレタン、浮力が高いです。
私のCNC削り出しポリプロピレン製ルアーは市販ルアーに比べて幅が薄く、最大でも10mm幅です。
これは端材となる板厚が5mmしかないので、貼り合わせで10mmとなるためです。
その為、浮力を稼ぐのにルアー自体の外壁は0.5mm~1mmほどと非常に薄い(市販ルアーはだいたい1.5mm以上はあります)。
こんなピーキー設計で浮力を稼いでいるわけですが、それでも発泡ウレタンのが浮力が高いです。
下準備がそこそこ必要で、サーフェイス精度出そうとするとまだまだ研究が必要ですが、量産化も含め「より良い物」を目指すなら積極的に使ってみたい素材です。
おまけ
完成写真のルアーディスプレイスタンド、今までのUDSではなくNo-Biteになっておりますが、これはNo-BiteのTJA_11さんに差し上げるために作ってみました(゚∀゚)

写真では小さくてわかりづらいですが、実は無駄に手間かけています。
TJAさんのサイトからNo-Biteのロゴをキャプチャして同じフォントを探したものの、残念ながら私が持っているフォントには一致するものがない。
TJAさん本人に聞けば良いんですが、「はい、これ。完成しました」でお披露目したかったので、パス化することに。
出力サイズが小さいので、細かいところなんて潰れてしまいますが、Illustratorで出来る限りきっちりパス化。
自動のライブトレースではなく、手動でなるべく同じものに。
といっても、元画像サイズが小さいので、ピッタリとはいかず。

CAMで切削パスを作り~

CNCで削り出し。
持っている小さいエンドミルが0.25mm、0.8mm、1mmなんですが、0.25mm、0.8mmは簡単に折れてしまうので1mmで。
超硬の0.5mmくらいのエンドミル買おう…。

あとは接着などして完成。
結構簡単に作れる割に、オリジナリティあって良いモノなのではないかと!
オリジナルネーム入りルアーディスプレイスタンド、1000円くらいなら欲しい!って人、結構いるかも?(;^ω^)
なお、写真のルアーもTJA_11さんに押し付け予定(゚∀゚)
ルアーは上記の発泡ウレタンタイプではなく、ポリプロピレンタイプ。
一応実績があるルアーなので、やる気のあるシーバスなら食ってくれるのではないかと。
やる気のあるシーバスならどんなルアーでも食ってくれる事が多いですから!
2016/06/20
今回はこのシリコン型に発泡ウレタンを流し込んで、ルアーを量産(?)してみたいと思います。

発泡ウレタンだけでは強度的に問題がありそう。
というわけで、強度が必要なアイ(針金)周辺はCNC削り出しルアーで用いているポリプロピレンを使い、残りのボディ部分は発泡ウレタンにしてみます。
発泡ウレタンとポリプロピレンのハイブリッドってわけです。
シリコン型使う事によって手間が減るのも利点なのに、大して手間が変わっていないどころか、手間増えてるんじゃないの?っていうのは置いておきましょう(;´Д`)

毎度の重心移動システムも組み込み準備完了。

30倍発泡ウレタンを流し込んでみました。
おお、良い感じで出来てるんではなかろうかッ!

ドキドキのオープン!
おおおお!!
今川焼きかな?( ´∀`)

うまく行ったか!?と思ったんですが、サーフェイス強度が大変心もとない…。
さらにサーフェイスを整えるため、セルロースセメントにドブ漬けしたところ気泡まみれ&ボコボコになって、コレはどうなの…。

というわけで、10倍発泡ウレタンとタルクという粉を購入し、強度と浮力とサーフェイス精度、全てを取り込んだわがままボディを目指してみます。
テストでタルク入り10倍発泡ウレタンのみで流し込んでみた感じ、表面ツルツル、30倍に比べて明らかに硬い。
これなら行けそう。

なんやかんややって、塗装まで完成!
Q:え?途中経過は?
A:写真撮ってませんでしたッ!

とりあえずわかったことは、タルクをちょこっと混ぜても、その後のセルロースセメントなどにドブ漬けする際、気泡が発生しちゃいます。
ボディに発泡ウレタンの穴ぼこがあるからしょうがない。
なので一番最初はパテかエポキシを塗り込み、サーフェイスの穴ぼこを埋めちゃいます。
その後はセルロースセメントなんかにドブ漬けするなりして、強度アップ&サーフェイス精度を出します。
あとは今まで通り、塗装なりでフィニッシュです。
なお、さすが発泡ウレタン、浮力が高いです。
私のCNC削り出しポリプロピレン製ルアーは市販ルアーに比べて幅が薄く、最大でも10mm幅です。
これは端材となる板厚が5mmしかないので、貼り合わせで10mmとなるためです。
その為、浮力を稼ぐのにルアー自体の外壁は0.5mm~1mmほどと非常に薄い(市販ルアーはだいたい1.5mm以上はあります)。
こんなピーキー設計で浮力を稼いでいるわけですが、それでも発泡ウレタンのが浮力が高いです。
下準備がそこそこ必要で、サーフェイス精度出そうとするとまだまだ研究が必要ですが、量産化も含め「より良い物」を目指すなら積極的に使ってみたい素材です。
おまけ
完成写真のルアーディスプレイスタンド、今までのUDSではなくNo-Biteになっておりますが、これはNo-BiteのTJA_11さんに差し上げるために作ってみました(゚∀゚)

写真では小さくてわかりづらいですが、実は無駄に手間かけています。
TJAさんのサイトからNo-Biteのロゴをキャプチャして同じフォントを探したものの、残念ながら私が持っているフォントには一致するものがない。
TJAさん本人に聞けば良いんですが、「はい、これ。完成しました」でお披露目したかったので、パス化することに。
出力サイズが小さいので、細かいところなんて潰れてしまいますが、Illustratorで出来る限りきっちりパス化。
自動のライブトレースではなく、手動でなるべく同じものに。
といっても、元画像サイズが小さいので、ピッタリとはいかず。

CAMで切削パスを作り~

CNCで削り出し。
持っている小さいエンドミルが0.25mm、0.8mm、1mmなんですが、0.25mm、0.8mmは簡単に折れてしまうので1mmで。
超硬の0.5mmくらいのエンドミル買おう…。

あとは接着などして完成。
結構簡単に作れる割に、オリジナリティあって良いモノなのではないかと!
オリジナルネーム入りルアーディスプレイスタンド、1000円くらいなら欲しい!って人、結構いるかも?(;^ω^)
なお、写真のルアーもTJA_11さんに押し付け予定(゚∀゚)
ルアーは上記の発泡ウレタンタイプではなく、ポリプロピレンタイプ。
一応実績があるルアーなので、やる気のあるシーバスなら食ってくれるのではないかと。
やる気のあるシーバスならどんなルアーでも食ってくれる事が多いですから!
この記事へのコメント
いたれりつくせりありがとうございまーす\(^o^)/
ロストしたくないですね(;´∀`)
大切に使わせて頂きます。
因みにフォントは確かAgency FBとかいうフリーフォントですw
ロストしたくないですね(;´∀`)
大切に使わせて頂きます。
因みにフォントは確かAgency FBとかいうフリーフォントですw
Posted by TJA_11 at 2016年06月23日 00:36
>TJA_11さん
フリーフォントでしたかー
写真では結構綺麗に切削されているように見えますが、実際はクランプミスって手で抑えながら切削したので、一部深く掘られてます(;´∀`)
ぐにゅぐにゅ泳ぐルアーで、あんまり市販では見かけない泳ぎだと思われるので、めっちゃ釣れるか、渋い時にでも使ってみてくださいなー
フリーフォントでしたかー
写真では結構綺麗に切削されているように見えますが、実際はクランプミスって手で抑えながら切削したので、一部深く掘られてます(;´∀`)
ぐにゅぐにゅ泳ぐルアーで、あんまり市販では見かけない泳ぎだと思われるので、めっちゃ釣れるか、渋い時にでも使ってみてくださいなー
Posted by さ
at 2016年06月23日 18:56

PPとの組み合わせが絶妙ですね(*^ω^*)
ワイヤーも通ってランカー対策もバッチリですね!
ワイヤーも通ってランカー対策もバッチリですね!
Posted by ごんずい博士 at 2016年06月23日 19:41
>ごんずい博士さん
若干重心が高くなっているので、内部の改良が必要そうです
最近ようやっと、マイクロベイトパターンからだんだんイワシパターンと思われる状況になってきたので、まずは時合で実績を作りたいです!
若干重心が高くなっているので、内部の改良が必要そうです
最近ようやっと、マイクロベイトパターンからだんだんイワシパターンと思われる状況になってきたので、まずは時合で実績を作りたいです!
Posted by さ
at 2016年06月23日 22:10
