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自走式ルアー回収機すなどりくん 販売開始
何度か記事にしていますが、製作していた自走式ルアー回収機「すなどりくん」を販売することにしました。
当ブログの上の方に販売情報&状況をまとめてありますので、「買いたいぞ!」という方はそちらをご覧ください。




キット版とフルスペック完成版の違い
・キット版
別途タミヤ水中モーターなどを購入して頂き、組み立てる必要があります。
組み立て工程は主にPEラインの巻き付け、エポキシ接着剤でのコーティングの2つの作業なので、どなたでも出来ると思います。
詳しくは
 自走式ルアー回収機すなどりくん キット版組み立て方
を参照ください。
最小限での販売となるため、なるべく安い価格設定にしております(それでもちょっと高いんですが…)。

フルスペック完成版
リチウムイオン14500や充電器、カスタムモーターなど含んだ推奨環境での販売となり、私の方で組み立てて完成された状態での販売です。
スイッチを入れればすぐに使えます。
フルスペック完成版は様々な理由からたくさんは作れないので、キット版と販売方式が異なります。




自走式ルアー回収機すなどりくん

自走式ルアー回収機すなどりくんとはなんぞや。というのを1分ほどの動画でまとめてみました。
これをご視聴いただければどんなものかわかると思いますが、せっかくのブログなのでより詳しく写真と文章で伝えたいと思います。




自走式ルアー回収機すなどりくん 販売開始
自走式ルアー回収機すなどりくんは、タミヤ水中モーターを使って水中を自走し、根掛かりしたルアーに到達。
先端のキャプチャーフックによりスナップをフッキングし、回収用ケブラーラインを引っ張って根掛かりしたルアーを外します。




自走式
自走式ルアー回収機すなどりくん 販売開始
最大の特徴はなんと言っても自走式で水中を勝手に進んでいく事。
市販ルアー回収機のように本線ラインに角度をつけてルアー回収機の自重で滑らせるヤエン方式ではないため、角度がつけられないシャロー域での10m以上先での根掛かりを回収する事が可能です。




スナップフッキング方式
自走式ルアー回収機すなどりくん 販売開始
ルアーへのフッキングは、自走式ルアー回収機すなどりくん先端のキャプチャーフックでスナップにフッキングします。
推奨環境のリチウムイオン14500とカスタムモーター(パワーダッシュモーターかトルクチューンモーターを推奨)の組み合わせなら、高い推進力でスナップ奥深くに突っ込むため、フッキング率が大幅にアップし短時間でフッキングします。
市販ルアー回収機のようにルアーに到達してるのになかなかフッキングしないという事が減ります。

ただしルアーのラインアイに直接ラインを結んでいる場合や、スナップの形状やサイズによってはフッキングする事が出来ない場合もあります。
また岩の間など、ルアー回収機が届かないところに根掛かりしてしまった場合も回収する事が出来ません。




安定した構造
多くの市販ルアー回収機に見られる問題として、ルアー回収機本体から本線ラインが外れやすく、また絡みやすいという問題があります。
アイ(ラインを通す部分)の構造が単純すぎだったり、ルアー回収機本体の重心バランスの問題だったりが原因です。
このためルアー回収機を滑らせている途中で外れてしまったり、絡まって止まってしまう事が大変多く、なかなかルアーに到達出来ず諦めた方も多いのではないでしょうか。

自走式ルアー回収機すなどりくん 販売開始
自走式ルアー回収機すなどりくんでは、フロントアイから本線ラインが外れないようにシリコンチューブでキャップします。
これによりスナップへのフッキング率も安定&向上。

自走式ルアー回収機すなどりくん 販売開始
また木製の浮力があるスタビライザー的な双翼フィンを後方のモーター上部につけることにより重心バランスを整え、ルアー回収機がひっくり返る事を大幅に抑制しています。




20m以上の回収用ケブラーライン150lb
市販ルアー回収機にはもう1つ問題点があり、それが回収用のラインです。
コスト面から安い綿やナイロンのラインが付属している場合が多く、これでは強度的に不安があります。
強度を上げようと太いラインを使用すると、ルアー回収機にかかる抵抗が大きくなり、回収可能な距離が大幅に下がる原因にもなります。

自走式ルアー回収機すなどりくん 販売開始
自走式ルアー回収機すなどりくんでは、ケブラー繊維の150lbラインを20m以上付属(ラインカウンター読みで23m)。
細い割にかなり強いラインなので、ライン抵抗を最小限に抑えつつ、強度を確保しています。




自走式ルアー回収機すなどりくん 販売開始
以上が市販ルアー回収機との大きな違いで、自走式ルアー回収機すなどりくんのメリットです。
特にシャロー域での回収はかなり強いです。
開発者である私が使っていて「あーこれは市販のルアー回収機じゃ無理だわ」というのを何度も回収出来ているので、自信を持って上回っている部分が多い。と言えます。

が!

残念な事にデメリットもそれなりにあります。
私自身がメリットしか宣伝しない方針が好きではなく、どんな物にもある程度のデメリットを内包していると思っているので、デメリットの部分も包み隠さず書きます。
ご購入を検討している方は一読をお願いします。




CNC削り出しによるコスト増
自走式ルアー回収機すなどりくん 販売開始
自走式ルアー回収機すなどりくんは、キット版とフルスペック完成版の2つのバージョンで販売しておりますが、主な理由は加工時間です。
メインシャフトのアルミ、スタビライザーPP板、スタビライザー双翼ウッドの3つは卓上CNCによる削り出しで製造されており、作るのに大変時間がかかります(工場などに発注しているわけではありません。自家製です)。
DIYの延長線の製造方法なので大量生産出来ず、CNC削り出し以外でもキャプチャーフックの加工&取り付け&調整にかなりの時間を要します。

素材原価もそれなり高いんですが、加工費はその比ではなく、この先に組み立て工程があります。
詳しくは
 自走式ルアー回収機すなどりくん キット版組み立て方
を参照いただければわかりますが、PEラインの巻き付け、エポキシ接着剤によるコーティング部分が多々あります。
どちらも誰でも出来ますが、それなりの時間がかかります。

これらの理由や価格面も含め、全てをフルスペック完成版として販売することが出来ません。
そのためキット版では別途で水中モーターなどを購入して頂き、誰でも可能なレベルでの組み立て式としています。
その分なるべく価格を抑えています。
フルスペック完成版の販売方法が異なる事もご理解頂きたく思います。




浸水の可能性
自走式ルアー回収機すなどりくん 販売開始
タミヤ水中モーターを使用しているため、浸水の可能性があります。
開発段階で浸水した理由は3つ。

1.モーター軸周辺から浸水
タミヤ水中モーターのモーターとの接続部にはゴムパッキンが付属されていますが、ここへのグリス塗布が足りないとごく少量の浸水が発生します。
ほんの数滴浸水している場合はココが原因の可能性大です。

2.ボディからの浸水
タミヤ水中モーターのモーター側と電池側の合間へのグリス塗布が足りないと、かなり多めに浸水が発生します。
使用時間にもよりますが、滴り落ちるほどの浸水時はほぼココです。
電池交換で開けたりスイッチで動かす部分なので、なるべく頻繁にグリス塗布を行わないと浸水する可能性があがります。

3.ボディの成形不良
開発段階では複数個の水中モーターを購入したのですが、ロットで微妙にボディサイズが違う事があり、違うロットのボディを繋げると隙間が出来てしまう事がありました。
普通は1つしか買わないと思うので、このような事は起きないと思います。
あとは購入直後は問題なくても、経年劣化や熱変形(夏場の車の中に放置など)で起きる可能性があるかもしれません。

またタミヤ水中モーターは深い水深を考慮していない設計なので、深場で使うと水圧により浸水してしまう可能性があります。
ボートやカヤック、ドン深な場所では市販ルアー回収機の方が良い場合もあります。




モーターの停止
自走式ルアー回収機すなどりくん 販売開始
リチウムイオン14500使用時に高出力のため内部の端子が焼けて、接触不良を起こす事が度々ありました。

1.モーター端子
タミヤ水中モーターのターミナルA、Bとモーターの端子に隙間があると、リチウムイオン14500使用時にスパークが発生し、端子が焼けて接触不良を起こす事がありました。
変色した部分をヤスリで削ると復活しますが、はんだ付けなどで密着させてしっかり通電させた方が良いです。

2.スイッチ
タミヤ水中モーターのスイッチ部分のジャンパー(長い金具)とターミナルBの接触不良によりスパークが発生し、端子が焼けたりモーターを支えるA1プラスチックが変形したりしました。
端子が変色した場合はヤスリで削ると復活します。
はんだ付けするわけには行かないので、今の所ジャンパーを若干内側に傾けるなどしか簡単な対策がありません。

3.モーターへの過負荷
プロペラ周辺に異物を噛んだなどにより、通電しているのにモーターが動かせない状況が発生する事があります。
ミニ四駆などのタイヤを強制的に止めているような状態です。
この状況でも電気は流れているので、配線やモーターに強烈な負荷がかかり、モーターの故障や端子焼け、熱による変形などの可能性があります。

4.電力不足
電池の電圧不足により、「3」のようにモーターが停止してしまう事があります。
電池を交換してください。

モーターに直接電池を繋げると回るのに、水中モーターの端子経由だと動かない場合は、端子焼けの可能性が極めて高いです。
変色している部分を削れば復活します。
また使用するリチウムイオン14500とカスタムモーターの種類によっては問題が出ない事もあります。




本線ラインに絡まる
自走式ルアー回収機すなどりくん 販売開始
リチウムイオン14500とカスタムモーター使用時に、自走式ルアー回収機すなどりくん本体が本線ラインを軸としてぐるぐる回転して絡まる事があります。
これには以下の理由があります。

1.本線ラインテンションが張られていない
かなり安定した構造を持つ「すなどりくん」ですが、100%の直進性があるわけではありません。
本線ラインをガイドとして直進するため、本線ラインのテンションがない状態では「すなどりくん」が暴れて絡まる事があります。

2.ラダーの角度調整
自走式ルアー回収機すなどりくん 販売開始
本線ラインテンションが張られ、前進出来る状況では回転する事はありませんが、ルアーに到達したり、回収ラインの放出がうまく行かずにその場から前に進めない状態では「すなどりくん」に時計回りに回転しようとする力が加わります。
これはモーターの回転方向によるジャイロ効果と水流のよるものと考えられ、リチウムイオン14500+カスタムモーター使用時のパワーによって引き起こされます。

自走式ルアー回収機すなどりくん 販売開始
ラダーの角度を若干左に傾けると「すなどりくん」が右に行こうとします。
これで回転しようとする力と相殺が出来るので、その場から進めない状態でも安定します。
ラダー角度に関しては、電池やモーターの出力、水の流れの方向によって違いが出るので全ての状況において万能なセッティングはありません。
できれば一度、お風呂など安定した環境でテストしてみてください。




スナップ破損の可能性
自走式ルアー回収機「すなどりくん」はスナップをフッキングして回収用ケブラーラインを引っ張る事により、根掛かりからルアーを強引に引き剥がします。
そのため、スナップの種類や掛かりどころ、強度などによってはスナップが曲がるなど破損することがあります。
さらに根掛かりの対象物やフック、スナップなどの構成、回収用ケブラーラインの劣化などによっては、ミイラ取りがミイラが如く「すなどりくん」自体をロストする可能性もあります。




自走式ルアー回収機すなどりくん 販売開始
メリット、デメリット、コストを考慮して、面白そうだ!と思ったら購入検討していただけると幸いです。
面白いから自分でもオリジナルなのを作ってみたい!となった方は、当ブログ右側のサイトポリシーにある通り、このブログの内容は転載やパクリOKとしています。
「すなどりくん」を参考にルアー回収機を自作してみてください。



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