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その1の失敗を活かし、初心に戻って今回は誰でも作れる(と思う)比較的お手軽な方法にシフト。
設計から逃げたとも言う…。
ガチルアー回収機をCNCでトライ&エラーで作るのは無理!





メインで使う道具はマブチ水中モーター。
それなりのおっさんならみんな知ってる白と赤のあの水中モーター。
今はタミヤからいくつかのバージョンが発売されており、使うのは単3タイプのスタンダードなやつです。






ただそのまま単3を使うと推進力が足りないので、リチウムイオン14500を使います。
リチウムイオン14500は単3とほぼサイズが一緒なんですが、保護回路付きだったりすると0.5mmほど長い。
この0.5mmほどが水中モーターの防水設計上、ちと苦しい。
この青いパーツ(水中モーターの説明書によるパーツだとA1)の電池が当たる面(緑で囲った部分)を0.5mmほどヤスリで削って短くします。





使用しているモーターは130モーターという規格で、ミニ四駆のモーターです。
タミヤから発売されている130モーターは大体3vがMAX値。
一方リチウムイオン14500は3.7~4.2vの電圧があるため、単3電池と比べると3倍近いパワーがあり、完全なオーバースペック。
でも短時間なら焼き切れることはない!(と思いたい)
せっかくなので手元にあったトルクチューンモーターに換装してしまいましょう。






実際に単3とリチウムイオン14500でどれくらい違うかというと、お風呂スイムテストでは
 単3=簡単に掴める
 リチウムイオン14500=速すぎて掴むのが大変
でもそれくらいの速度(推進力)がないと、潮の流れなどに負けて自走式の意味がありません。
このツイート動画はリチウムイオン14500とトルクチューンモーターを使用しています。
通常の3倍速い、真っ赤に塗って角生やすレベルの性能が必要なのです。





この水中モーターの本体モーター側には、φ4mmの円柱が突っ込める突起があります(緑穴の部分)。
実際はφ4mmより若干大きく、φ4mmの棒を突っ込むと比較的スルスル動いてしまう程度です。
ここを使ってキャプチャーするシステムを固定します。





まずはテストとしてφ4mmのプラ棒を使って、どんな感じかチェック。
PEライン(本線)を掛ける場所が前後計2箇所、先端にはスナップを引っ掛けるフック的なもの、末端にはルアー回収機を引っ張るための太い別ラインを結びつけるなにか。
あとはこのφ4mm棒がズレないように本体に何らかの方法で固定します。





プラ棒では強度不足なので、アルミ棒にします。
このφ4mmアルミ棒に針金のサイズに合わせた穴を貫通して開けます。
φ4mmアルミ棒はホムセンのアルミ材コーナーで売っているのを使用していますが、よく売ってるHIKARIの4mmアルミ棒はA1070という種類で、純アルミに近く柔らかく粘っこいため加工性(切削性)が悪いです。
そのため穴あけの際にドリル刃が折れてしまう事が多いので、出来ればA5056、A2017、A7075などの硬く切削性が良いアルミを使う方が良いでしょう。
ただし4mmアルミ棒ではなかなか売っていません。

使用する針金はダイソーに売っている1.2mmのステンレス線。
この1.2mmのステンレス線を通すために1.2mmの穴を開けます。
そんな細いドリル刃持ってねーよ!という方もいると思いますが、大丈夫、ダイソー工具コーナーにリューター用ビットとして1.2mmのドリル刃が売っています(大きなダイソーなら)。

MonotaROにA5056の4mmアルミ丸棒が売っていました。
MonotaRO本家(企業、個人事業主向け)
MonotaRO ヤフー店(個人向け)





ルアーをキャプチャーする部分はこんな感じ。
PEライン(本線)を掛けるステンレス線の穴は縦穴に対し、キャプチャーフックは横穴で2つ開けます。
ここに2本のステンレス線を通し、計4つの爪を作ります。
爪の先端はヤスリで若干細くします。





画像の様に若干ズラして2段構えにするとキャプチャー率が格段に上がりました。
卓上テストではほぼ1発でスナップにフッキング出来る成功率。
また爪の長さは指で言えば第一関節くらいな感じで、スナップをちょこっと引っ掛ける程度をイメージして曲げ加工をすると良いです。
スナップに深くフッキングしたいのが心情なので、角度を深くつけたり爪を長くしたいのですが、私がテストした範囲ではフッキング率がものすごく低下します。





うまく出来たら要らなくなったPEラインなどを使ってぐるぐる巻き(スレッド巻)に締め込み、エポキシ接着剤で固定します。
2液エポキシ接着剤もダイソーで売っています。
ビバダイソー。

またPEライン(本線)を掛けるステンレス線は、末端をヤスリで丸くし、ちょこっと曲げておくと良いです。
実際にPEライン(本線)を通すとき、この曲げ加工により格段に通しやすくなります。





誰でも簡単に!とか言いながら、ごめんなさい、ワタクシちょっとズルしました(;´∀`)
PEライン(本線)を引っ掛ける針金はズレやすいので、エンドミルを使ってこんな溝を作り、溝に針金を押し込んでズレ防止しています。
スレッド巻とエポキシだけでも大丈夫だとは思いますが、ちょっとしたこだわりの加工ということで。





本体との固定はエポキシとPEラインを巻き付けて固定。
たぶん本体素材はPETかPPなので、接着剤の食いつきは悪いです。
なのでエポキシをかなり盛って、隙間を埋めて固定する感じにします。





ルアー回収機を引っ張るラインは、なるべく細い方が良いです。
太いラインでは抵抗が大きくなり、推進力が低下します。
私が使っているのはパラシュートやカイト用のラインで、150lb(70kgくらい)のを使っています。

4mmアルミ棒に横穴を開け、そこにこのラインを通して結び、念の為PEラインを更に巻いて固定しています。





卓上テスト。
この動画のver.はテストver.で、爪は2つ仕様となっています。
こんな感じでスナップにルアー回収機先端のフックを引っ掛け、引っ張る仕組みです。
スナップが曲がってしまう可能性が結構ありますが、ルアーを回収出来ないよりはマシというのがこのルアー回収機です。





お風呂スイムテストを行ってみたところ、水中モーター本体にスタビライザー的なフィンがないため、暴れ馬のごとくグルグル回転してしまうことが多々ありました。
市販のルアー回収機でもルアー回収機自体が回転してしまい、ラインから外れてしまったり、ルアー回収機を引っ張るラインが本線のラインに絡まってしまったりが結構あります。
なので極力安定推進して欲しいということで、スタビライザー的なフィンをテストで作ってみました。
今回はあくまで「誰でも作れるver.」なので、CNC加工を必要としない方法と限定。
再度お風呂スイムテストを行ってみると、ブレがなくなり安定感抜群になりました。





スタビライザーフィンの素材はダイソーで売っている1mm厚のPP板。
普通のハサミでカットする事もできます。
ただこだわりということで、ズルしてCNCで削り出し。
縦58mm、横幅38mmです。





メインシャフトの4mmアルミ棒にPEラインを巻き付けて固定していますが、円柱なので簡単に傾いてしまいます。
なのでエポキシ接着剤で固定。
スタビライザーフィンがPP板なので接着というわけにはいきませんが、巻き付けたPEを固定する感じで盛り付けます。





お風呂スイムテストを繰り返すと、近距離では爆速すぎて本線ラインでの軌道修正が効かず、スナップ付近で進行方向がズレると先端から本線が外れてしまう事が発覚。
実際の現場ではルアー到達まで距離があり、ルアー回収機のラインを使って速度調整や軌道修正が出来ると思いますが、ちょっと不安が残るので先端から本線が外れないように一工夫加えることに。

MonotaROのφ7mmのシリコンチューブを先端から被せて押し込みます。
シリコンなので柔らかく伸びるため、グニグニと入れられます。





本線を通したらシリコンチューブを押し上げて、本線が抜けないようにします。
これで確実にキャプチャーフックまでスナップが来ます。





紆余曲折ありましたが完成です!
実際の使い勝手は後日の釣行にて…。
これで全く使い物にならなかったらごめんなさい(;´∀`)


このルアー回収機はツイッターで反応してくださる方が多く、「欲しい!」というツイートもかなり目にしました。
現時点で私が量産して販売する予定はありませんが、当ブログの右側の「サイトポリシー」にある通り、当ブログの記事内容は転載、改変、コピーなど自由としています(著作権は放棄しませんが)。
もちろんこのルアー回収機に関しても同様で、パクったり、さらなる改造をしたり、それを量産して売ったりするのも自由です。
ただその際の責任を私は持てませんので、その点は重々ご理解ください。

DIYに自信がある方は自分オリジナルのルアー回収機を作ってみたり、工場勤務の方などは溶接使ってさらに完成度高いのを目指してみたり、釣具メーカーで量産して売ろう!という方などが出てきてくれると嬉しいなー。
もし販売するなら、欲しい人が手を出しやすい価格設定でお願いします。
あと、作ったぞーとか、売ったぞーとか、こそっとでいいので教えてくださると嬉しいですヽ(´ー`)ノ  

今までシーバスが産卵でいない時期だったけど、最近このブログは本当に釣りブログなのか?と思えるほど釣行記がないのに気づいてしまった…。
ので、久々の釣行記で、毎度のホームでのナイトウェーディングです。





1日目。
例年だとそろそろ大きいのが稀に釣れるレベルのはずですが、去年は終幕がかなり遅かったのもあり、今年の開幕も遅れるかもなぁーと思いつつも出撃。
現地ポイントはかなり強い下げの流れが出ており良い感じ。
なのに最初に釣れたのが30cmちょいくらいと、この時期にあまりヒットしないサイズに焦る。
でもホゲは回避したし、前回作った自作ルアーで釣れたからヨシ!





その後は50台が3キャッチ。
この時期、この場所特有の2cmくらいのイトミミズみたいなやつや、同じサイズのフラクタル模様の赤いゾエア?なパターン。
バチもたまーーーーに流れてきてるはずだけど、シーバスが吐くのはこの何らかの幼生なゾエア。





自作エースルアーに昇格したもののロストしてしまい、データ不明のため長らく再生産出来なかったが、なんとか発掘して再生産出来た燦鳥さんカラーの自作ルアーが謎の強さ。
元々このルアー、2~3月のこの場所で他の2倍以上の釣果を出せる謎ルアーだったので、再生産品も大丈夫そう。

ただこの日は流れが強かったため、ミスバイトが多発。
巻き自体はスロー~デッドスローなのに、フッキングまで行くのが半分くらい。
ベイトパターンではなくバチに近い食い方なので、ンゴゴって感じのバイトでもフッキングしないと厳しいものがある。





2日目。
この日は1日目と違って実測潮位が高く、流れがすっごい弱い…。
さすがにこれはアカンかぁ?と不安だったものの、流れが弱いことでフッキング率100%で、潮位が下がらないことによって魚の付き場が安定。
1日目より明らかにゾエアが流れてる量が少ないものの、活性はそこそこあるっぽく。
この日も自作ルアーが大活躍。





画像のは50cmくらいあるものの、この日はサイズがかなりダウン。
半分くらいが40cm前後で、まだまだ大型のが帰ってきていない感じ。





友達からもらったアストレイア99Fシャローでも、なんとか1本。
潜りづらいからシャロー帯で使いやすいんだけど、今の時期のこのポイントではズレてる感が強く、もうちょい遅い時期や10~11月のナイトウェーディングのイワシパターンのときとかに良さそう。
あとは流れが強かったら違った釣果だったかもしれないので、この場所では使いやすいし、今後もちょくちょく使ってみようかと思います。





2日目はきっちりフッキングしたことにより、9キャッチ1バラし。
サイズは35~60cmまでだったけど、40前後が半分を占めて、まだまだ大型は戻ってきていない感じ。
冬のシーズン開幕という感じはあるけど、冬ならではのランカーハンティング!というのは、まだまだ先かなー。
次回以降に期待したい!  

Posted by さ at 2019年02月09日Comments(0)釣り
過去にも1度チャレンジしたことがある自走式自作ルアー回収機なんですが、気の迷いで再チャレンジしてみることに。
今回はCNCを使ってガチでやってやるぜ!とやる気だけはめいいっぱいだったんですが…結論から言うとダメでした(;´Д`)





毎度のこと、Fusion360でモデリング。
今回はガチなのでパーツ数てんこ盛りです。
主な仕様は130モーター、リチウムイオン14500、30mmプロペラ。
130モーターはいわゆるミニ四駆用のモーターなんですが、リチウムイオン14500の3.7~4.2vだと電圧オーバーとなってしまうので、6v仕様の余裕あるモーターを使用します。
プロペラも大きい方がトルク出るだろう。と30mmタイプをチョイス。
これらは中華通販で購入。





ボディは桐材。
前後での分割ねじ込み式で、ねじ込みの接合部は100均のLEDライトをぶった切って使用。





130モーターの固定方法が結構大変。
こんな感じのアタッチメントパーツをアクリルから削り出し、ハメ込んで良い感じに固定出来るようにしています。
このハメ込むが結構難しく、ノギスでモーターを計測してピッタリになるように修正しながら削り出して行きます。
この辺はFusion360のようなCAD/CAM統合環境アプリケーションだと楽です。

また配線用のアルミなんかも削り出してハメ込んでいます。
すべてピッタリ行くと気持ちがいい。





モーターの軸側は防水性が求められるので更にピッタリにする必要があります。
でもギチギチすぎると回転性能が失われるし、軸のセンターがズレてもアウトです。
防水用ゴムパッキンは過去にチャレンジしたときのマブチモーター(元タミヤ製)の残骸から拝借。





基本素材が揃いました。





ネジ込んでいくと通電するようなシステムですが、防水のOリングがピッタリくっついたときに通電するよう、ボディを削って微調整を繰り返します。





見切り発車気味にスタートしたので、肝心のスナップを引っ掛ける部分が後回しでした。
どうするのがいいかなぁ…とあれこれ試行錯誤。





電池側のボディ部が2枚開きで削り出したため、強度不足な感じがヒシヒシと…。
なので太めのラインをスレッドとして巻き付け、なんちゃってフィニッシングモーターを使ってエポキシやセルロースセメントでコーティング補強。





普段、自作ルアーの自作エイト環アイは0.9mmのステンレス線を使用していますが、さすがにルアー回収機のスナップを引っ掛けるには強度不足だろうと1.2mmを使用。
たった0.3mmの違いだけど硬っ!





スナップを引っ掛けるパーツのメイン部分が完成。





モーター部分が重たいため、どうしてもルアー回収機の重心が後ろ気味になってしまう。
トップヘビーにしたいため、ルアー回収機の先端を鉛にして重心を前にしたい。
そのための金型をアルミから削り出し。





鉛を鋳造してネジ込んで固定。
合わせてスナップを引っ掛ける部分の調整。
2本の針金が通っていますが、ここを折り曲げてスナップを引っ掛けるってわけです。





ひとまず形になった!
お風呂スイムテストしてみたところ、本体が重たいからか速度が出ない…。
一応進むことは進むものの、推進力が足りてない感じも。
ぐぬぬ。





先端パーツをアクリルから削り出してみた。





フィンカバーも作って今度こそ!





お風呂スイムテストを繰り返してみたところ、フィンカバーをつけると推進力不足に。
フィンカバーを外すとこれならなんとかなるかなぁ…という速度に。





どうも全体の形状も悪いっぽい感じ。
もっと潜水艦とかをモデルに作るべきだったか…。
あとはプロペラのブレード形状にも問題がありそう。
ただこれは3軸CNCじゃ現実的に難しく、3Dプリンターか4~5軸CNCじゃないと無理ー。

完成形をCNCで作るのは出来ると思うけど、試行錯誤しながらトライ&エラーでガチな自走式ルアー回収機を作るのは厳しい!
3Dプリンターほしい…。




というわけで、がんばってみたものの微妙すぎてお蔵入り決定。
失敗はDIYの醍醐味なんですよ!ヽ(`Д´#)ノ
次は違うアプローチで作ってみます…。