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なんやかんやあって、知り合いのT氏から譲って頂いたシルベラードですが、1度折れたのをオリムに修理に出しているため、トップピースが2本あります。
1本は前回のシルベラード修理で、ティップ部5cmほど短くなって復活しましたが、もう1本は2番ガイドと3番ガイドの間で折れており、さすがにこれを同じ方法で修理するのは無理。
しかしこのままガイドだけ再利用するっていうのも味気ない。
そこで折れた辺りからソリッドティップで繋いで、ソリッドティップ化しちゃおう!とチャレンジ。





ソリッドティップはSABALOでバットガイドを購入するついでに、マグナムクラフトのソリッドティップを購入。
本当はSo9が欲しかったが、在庫切れだったためSo10を購入。
ソリッドなら中身詰まってるわけで、径が太いなら削れば良いんだろ!?の精神で。





ソリッドで繋ぐと接合部がどうしても弱くなるみたいなので、ここにガイドの足を半分ずつ乗っけて補強する必要があるらしい。
3番ガイドのスレッド巻きしていた部分の真ん中をダイヤモンドディスク使ってリューターでカット。
3番ガイドから上はだいたい350mmくらい。
ソリッドティップのSo10は520mmと長いのでカットする必要がある。





リューターでのカットがうまくいくかテストしたので、元が短くなり若干ソリッド側が長く見えるが、現物合わせで「まぁこんなもんか」でソリッドティップ先端をカット。





紙やすりで太さをあわせるようにちょっとヤスってみて、突っ込んでみた。
So10はバット径が3.0mm、対してシルベラードの3番ガイド側は2.85mmくらい。
この状態だとガンダムのビームサーベルのように、根本からちょい上が太くなってそっから細くなるような、ロッドとしてはアンバランス。
市販のソリッドティップは逆に元径より細いのが基本だと思う。
ソリッドティップがぐんにょり曲げられる特性を利用して、ティップ部が入るようにしたいから細くなる。
でも私はコレがあんまり好きじゃないから、ソリッドティップは硬めセッティングで繋ぎ目と径を揃えたい。





卓上フライスのスピンドルモーターを90度に横倒しし、旋盤的にロッドを掴んで紙やすり使って成形。
あとは指の感覚と、現物合わせで曲げてみて「コレでいけるか?」の感覚任せ。
ソリッドだから自分好みにテーパとか付けられるけど…私の環境でも難易度高く、普通は旋盤ないと無理じゃね?





無垢のままだとさすがに良くなさそうだけど、2液ウレタンでコーティングするのは準備とか面倒くさい。
似たようなもんでしょ!?とセルロースセメントクリアーでコーティング。
その後、接着合体。
ココまで来ると、もう修正は厳しい。




ガイドスレッド巻き&コーティング。
なんかそれっぽくなったぞ。





乾いて完成!
繋ぎ部分のガイドスレッドは補強も兼ねてエポキシを気持ち多めに。
割と狙い通りのソリッドティップだけど、結構硬めのセッティングになった。
強いていうなら1番ガイドの辺りはもうちょっと細くして入るようにしてもよかったかなぁー。





実釣テスト。
元のチューブラーに比べるとさすがに感度は落ちてる。
ただ狙ったセッティング通り「いわゆるソリッド」な感じは低く、割と良い硬さがあり、気持ちティップが入るくらい。
キャストの感覚もアクションの感覚もそんなに大きくない差の範囲で収まってる。
ちょっとマイルドになったシルベラード762MLって感じで、初めてのソリッドティップ化にしては割と狙い通りで悪くない感触。
ソリッドっぽくないソリッドを狙っていたので、これなら十分合格。
何よりコレくらいのロッド折れなら、ソリッド化で十分修理可能で使える範囲に持っていけたというのが嬉しい。

数時間21g自作シンカーを投げ続けて、45くらいまでのキビレを数キャッチした限りでは、耐久性などに問題はなし。
ビンビンな感度は減ったものの、ファイトではティップ部からちょっと入ってるなーって感覚も得られ、ほんとにマイルドになったシルベラード762MLとして悪くないどころか、コレはコレで割と良いかも。となりました。
時期やパターンによってはこっちのが良いかも。な事もありそう。





ロッドビルディングと言えるほどではないけど、割と大きな修理というか改造が出来たという達成感がある。
面白い体験であり、良い経験になった。
さすがに折れたロッド以外ではソリッドティップ化はしたくないけど、もし中途半端な部分から折れてしまったら、ソリッドティップ化して復活を狙ってみても良いのではないでしょうか。  


知り合いのT氏とチニングしていたところ、T氏がルアー交換の際にラインをちょっと引っ張ったら使用していたシルベラード762MLがポッキリと折れ、修理に出して戻ってきたシルベラードも2回目の使用でティップ先端付近からポッキリ…。
T氏はロッドと共に心が折れた!もういらねぇ!->捨てちゃうなら補修チャレンジさせてください。ということで、折れたシルベラード762MLがやってきました。

1度修理に出しているので、トップピース側は2本。
最初の結構豪快に折れたやつはおいおいとして、まずは簡単に補修出来そうなティップ先端のやつから。
ティップ先端5cmくらいの部分から折れているので、ちょっと短くなっちゃうけどトップガイドを折れたところにつければ補修出来そう。





トップガイドを炙って熱して外します。





トップガイドが入るように紙やすりでヤスる。





エポキシを塗ってトップガイド接着。





このままだとトップガイドと1番ガイドが近すぎるので、1番ガイドをちょい下げるために外します。





スレッドを巻いて、エポキシコーティングぐるぐるの刑。
この辺はアーバンサイド「ベイト」カスタムでやったので問題ない。





ティップ先端折れシルベラード762ML補修完成。
ちょっと短くなったので、750MMLって感じかなー。

完全体のシルベラード762MLがどんなもんか今となってはわからないんですが、シルベラード762MLを長らく使っていたごんずいさんにちょこっと投げて頂いた感想では「ハリが強くてシャッキリですよ!これなら20gのシンカー普通にイケますね」ということでした。
通常ではシンカーが14gより重たくなるとティップがモタるみたい。
ティップ部がちょっと短くなったこのシルベラードだと、20gくらいのシンカーは私だと気にせずフルキャスト出来ます。
重たいシンカー投げる事のが圧倒的に多いので、むしろ良かったのではなかろうか。





そんな補修したシルベラードだったんですが、T氏は「もう折れるの怖くてシルベラードはちょっと…」とシルバーウルフAIRを購入。
なら売ってくださいよーと、双方win-winなお値段でお譲り頂きました。





シルベラード感度抜群で最高だぜ!と自作フック&スナップキーパーも作って楽しんでいたのですが…。





いつものように釣りして家帰ってシャワーでロッドを洗っていたら「あれ?バットガイド1のトルザイトリングがない!」事に気付き…。





家出てから帰るまで録画しっぱなしのアクションカメラをフレーム単位で確認してみる。
ポイントから帰る直前まではガイドリングあり、マンション駐輪場でロッドを倒してしまった直後からなくなっている。
ロッドを倒してしまった衝撃でガイドリングのエポキシが剥がれてトルザイトリングが取れちゃったか!とライト持って床を舐めるように探してみたところ、割れたトルザイトリングの欠片を見つけた…。
超硬度のものって衝撃で割れやすいから、こればかりは自分が悪い。ぐぬぬ。
しかもトルザイトリングは薄いしね、しょうがないね…とほほ。





シルベラード762MLのバットガイド1は、寸法的にはT-LRVTG8という型番っぽい。
アマゾンで注文したものの4週間経っても入荷すらされず、近所のキャスや上州屋にも売っていない。
こうなったらSABALO行くしかないか!と、初めてのSABALOで無事購入。
さすがロッドビルディングのプロショップ。





トルザイトリングが割れちゃったバットガイド1を取り外して。





買ってきたT-LRVTG8を装着&スレッド巻き&コーティングぐるぐるの刑。





2回エポキシコーティング。
ちょっと盛りすぎた感もあるけど、無事大復活。





チニングはロッド(感度)の差がかなり出るから、専用ロッドじゃないとわからない当たりが結構ある。
特に重たいシンカーの場合、シーバスロッドだと「この違和感は食ってるんか???」って事が多々。
これがビンビンにわかるシルベラードは、チニングだと本当に良いロッドです。
折れなければ!  

2022年10月01日

SDGsな自作ワーム


チニングやってると結構な頻度でワームをズタボロにされ、貧乏性なもんでハンダコテを使って修復して使っています。
それでも千切れちゃったりは当たり前で、同種のワームを繋ぎ合わせてフランケン化して修復を試みたりも。
それも限界になれば捨てるしかないんですが、これを溶かして型に流し込めば、自作ワームを作れるのでは?
いやいや、チニングにそんなガチになる予定はない!
と思っていたんですが、先日雷で瞬電した際、マンションのネットワークが落ちてしまい、あまりにも暇なもんでついカッとなって自作ワームのモデリングに着手してしまいました。





そのままお蔵入りで寝かせてもよかったんですが、台風で釣りに行けない!
ついカッとなってCNCでアルミから削り出して金型を作ってしまった。
CNC環境がちょっとアップグレードしたので、そのテストも兼ねて。





お菓子作り用のステンレス製軽量カップに、細かく切ったダイソーのワームを入れて加熱し、別途加熱した金型に流し込んでみました。
ワームの溶け具合が微妙な感じで「とろとろ」というより「ドロドロ…」で、溶けたワームの流動性がいまいち。
圧を掛けられるようにアルミパイプにアルミ棒を突っ込んで押し込めるようにしていたものの、末端までワームが行き届いていない。
でも金型は悪くない印象。





金型に問題がないのかをチェックするため、シリコンを流し込んでみる。
流し込み口にしているアルミパイプにアルミ棒を突っ込んで圧を掛けてみると、空気の逃げ道(エアーベントというらしい)から外にシリコンが出てきた。
ということはワーム先端の足先などにもみっちりとシリコンが流れ込んでいるということで、金型側に大きな問題はなさそう。






シリコンの硬化を待ってから金型を開けてみたところ、流し込みは問題なく成功と言えるレベル。
ただ金型を開ける際、足が金型の片側に引っ張られて真ん中あたりで切れてしまった。
シリコンはびみょーに硬いので、これはしょうがないかも。





再利用で溶かすワームが悪いか、溶かし方が悪いのではなかろうか。
どうやら先人たちは紙コップ+ラップで電子レンジを使って溶かすみたい。
使用するワームをセリアのワームにし、先人たちと同様の電子レンジでやってみたところ、うまく流し込めてる!





と思ったものの、ボディの太いところが中空化してしまっている。





シリコンシーラントなどで埋めれば使えない事はないけど、なんとか流し込みだけでうまく行って欲しいなぁー。
100点満点中、70点といったところ。





色々考えて後日再チャレンジ。
100点満点中、90点くらいまでグレードアップに成功!





流し込んだ後、金型を水で冷却すると、注ぎ口から溢れそうなワームがマテ貝のごとく「ぎゅぅぅぅ」と奥に収縮して引っ込んでいくのがわかった。
どうやら金型が冷却されると、溶けたワームが金型側に引っ張られるように「ヒケて」しまい、ワーム中央付近のまだ冷却されていない部分が中空化してしまうっぽい。
たぶんだけど、ワーム外側が冷えて固まって収縮するのに、中心付近はまだ熱を持っていて柔らかいから、冷えて収縮する外側に中心付近が引っ張られて中空化してしまうと。
理論的には冷却を均一にすれば大丈夫だと思うけど、中心付近まで含めて冷却を均一化なんてうちじゃ難しいぞと。
それになるべく早く成形したいから、自然冷却なんて待ってられない。

幸い注ぎ口付近が中空化しやすいのを逆手に取り、一度冷却して中空化した後、再度ワームを流し込んで埋めちゃえ。というので、結構な確率で中空化を埋める事が出来ました。
2度手間なんだけど、現状コレ以外の手っ取り早い解決方法がわからない。





作ったならテストじゃー!と45くらいのクロダイ。
ワーム中央付近だけリブがないのは、私のダブルフックシステムのシリコンチューブでマウント固定する際、ワームがシリコンチューブからズレないようにさせるため。
ココのワーム側がズレなければ、ファイトなどでフックとワームの固定がズレても、フック側への再装着は簡単。
このフックシステムに最高にマッチした自作ワームです。
ズタボロになったワームを捨てるのがもったいないなーと思っていたので、結構良い感じに出来て良かったー。