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前回の


の続きで、実売4000円くらいの超軽量115g中華ベイトフィネスリール Histar AURORA AIRのキャスト性能を中心に書いてみたいと思います。





比較対象はダイワ 月下美人AIR TW PE SPECIALです。
月下美人AIRは
 ・スプール径 Φ28mm
 ・重量 165g
 ・アルファスAIRの亜種
こんな感じの基本スペックで、スプール径がAURORA AIRと同じのため同一クラスのリールと言えます。





使用ロッドはAliexpressで売ってる実売4000円くらいのベイトロッドです(Aliexpressの商品ページへのリンク)。
基本スペックは
 ・長さ 6ft ULクラス
 ・重量 実測77g
 ・ルアー重量 0.8~7g
なので、フィネス用ロッドとなります。
ペナンペナンではなく、結構ハリがある今どきのロッドという感じ。
0.8g~となっているものの、ハリがあり硬めなので正直1gは投げづらい。
1gだとロッドを振って投げるのではなく、テイクバックを強く引いてロッドを曲げ、反発でバックラしないようにロッドを押し出して飛ばす感じ。
前に投げるというより、後ろに強く引いたのを戻すに近い。
1gを飛ばそうと思うと手首だけで投げるのは難しいので、コントロール性が悪いです。





リール双方にダイソーPE0.4号を50m巻いて、ダイソースプーン1gをフック外して投げ比べです。
一目で飛距離がわかるように10~20mの間に1m刻みでマーカーとなるカラーテープを貼ってます。
20mのところに記録用のカメラも設置して撮影してみたんですが、1gのスプーンが小さすぎて映像としてはほとんどわからず/(^o^)\




Histar AURORA AIR
カメラは帽子にマウントしており、キャスト後にリールが映るようにわざと腕を上げて画角に入るようにしてます。
最長飛距離18~19mくらい。
16~17mくらいは普通に飛ぶ。
ブレーキ設定ギリギリだと3/4くらい飛んだところでスプールラインが浮くというかフケる事があり、テンプラ気味にキャストしてしまうと、この際バックラすることがある。
とは言え、ブレーキはフタ開けた内部ダイヤルでマグネット数を0~3までの4段階+外側ダイヤル30段階でかなり細かく設定出来るため、外側ダイヤルを1~2段階強めれば最後のサミングさえすればバックラは防げる。
1gにしてはスムーズにラインが放出されるため、コントロール性はまぁまぁで、1gのキャスト性能としては実売4000円くらいなら優秀と言える。
また本体が115gと軽いので、とても楽。




ダイワ 月下美人AIR TW PE SPECIAL
最長飛距離17mくらい
15~16mくらいがアベレージ。
安定感とコントロール性能は圧倒的に月下美人AIRと言える。
ダイワ マグフォースの遠心マグネットブレーキがめちゃくちゃ仕事してるのを実感出来る。
キャスト直後はインダクトローターが飛び出て初期バックラを防ぎ、後半はインダクトローターが元に戻ってブレーキが弱くなり伸びる。
それでもAURORA AIRに比べて月下美人AIRのデフォルトスプールが重たいため(AURORA AIR4.4g、月下美人AIR8.6g)、1gのスプーンだとこの差でスプールの回転が重く感じられ、結果として飛距離が負けている。
KTFなどの超軽量スプールなら、月下美人AIRのがリール重量以外、全て上回るかも。





1gスプールキャストの総評としては、AURORA AIRは素直なライン放出と細かいブレーキセッティングで投げやすく、マグネットブレーキの不満は全くない。
月下美人AIRはダイワ マグフォースブレーキが仕事してAURORA AIRよりも安定するが、飛距離の面では文字通り一歩劣る。
月下美人AIRの方が幅広いキャパシティがあるのは間違いないが、超軽量ルアーならAURORA AIRの方が飛距離では上だと感じる。





AURORA AIRが4000円くらい、月下美人AIRが42000円くらいと考えると、超ベイトフィネスで完全小物しか釣らないのであれば、AURORA AIRで良いかなぁ。というのが率直な感想。
ただAURORA AIRが勝っているのは、超軽量ルアーの飛距離や、本体重量だけで、その他すべての面で月下美人AIR(アルファスAIR)のが上です。
巻き心地などはAURORA AIRの個体差か、ドライブギアの特定範囲でゴリではなくノイズがあります。
剛性感もAURORA AIRはボディが樹脂のため全くありません。
それらを約1/10という価格が全てひっくり返す感じなので、コストパフォーマンスを考えるとAURORA AIRで良いかなぁ。となります。
超フィネスの最高性能求めたい方は、ダイワなら同じΦ28スプールのSSAIR(アマゾンリンク)買うのが良いかも。
月下美人AIR(アマゾンリンク)ももちろんめちゃくちゃ良いリールです。  


最近aliexpressで発売された、実測115gの中華ベイトフィネスリールを購入してみました。
 Histar AURORA AIR
aliexpressだと送料込み4000円弱~5000円くらいでとても安いリールです。
aliexpressの商品ページのリンク
売ってなかったり値段は結構変わったりすると思うので、検索してみてください。




最大の特徴はなんといってもその軽さ。
実測で115g弱しかありません。
スプール径はΦ28mmです。

ダイワのΦ28mm同スプール径のベイトフィネス機と比べると

スティーズAIR 135g
SS AIR 145g
アルファスAIR 160g
月下美人AIR 165g

ボディが樹脂だらかというのもありますが、異常な軽さなのがわかるかと思います。





スプールもとても軽く、実測4.4gしかありません。
ダイワのSS AIRですらスプール重量は5.8gらしいので、異常な軽さと言えます。
超特化型な感じです。





ブレーキはマグネットブレーキですが、マグネット自体の調整はブレーキフタを開けて内部のダイヤルで切り替えるだけのお手軽セッティング。
あとはマグネットをどこまで突っ込ませるかの外側から調整可能なダイヤル。
調整幅がかなり広く設定されているので、基本的には外側のダイヤルだけで問題を感じません。





ブレーキフタとスプールの取り外しは、ブレーキフタ下側にあるOPEN/CLOSEの切り替えレバーをOPENにした後、ブレーキフタを時計回りに回してから引っ張るとスプールごと抜けます。
ネジなどは使用されておらず、ダイワほどスムーズではないものの、簡単に取り外す事が出来ます。
写真はブレーキフタを回転させてズラしたところ。





ここからは分解して構造をチェック。
まずはハンドルから。
ハンドル部分の構造はダイワの21ジリオンと同じキャップ方式。
カーボンハンドルのため、削れ対策でインサートナットやワッシャーが埋め込まれていて良く考えられています。





ハンドルノブのベアリングは4x7x2のオープン型ベアリングのカラーが入っています。
ハンドルキャップなしの思い切った仕様で、ネジはT9トルクスのM2.5x4サイズです。





動きがかなり渋いので、奥側をベアリング化するとマシになります。
ただ軸が0.1mmほど短いorノブの削り込みが足りないで、ネジを締め込むと回転がめちゃくちゃ渋くなります。
付属のワッシャーを抜いても結構渋いです。
トルクスネジは使い勝手が悪いので、プラスのアルミネジに交換しました。





ハンドル軸の構造はダイワに近いですが、スタードラグのクリック音はスタードラグ本体に内蔵されています(初めて見ました。面白い構造です)。
またドラグ調整用のバネも入っててがんばっていますが、組付け時の調整がアバウトでピッタリにするのがめんどくさいです。





ドライブギア側ボディは4箇所ネジ止めされており、外側1箇所、内側3箇所で、最近のダイワのリールっぽくなっています。
ここでもトルクス(T6)が使われており、内側の1箇所はロングシャンクドライバーが必要です。
トルクスのロングシャンクなんて持っていなかったのでわざわざ注文しましたよ…。

あとボディが樹脂のため、正確にはネジではなくビスです。
開け閉めを繰り返すとネジ穴がバカになっていって、締め込めなくなっちゃうかも。
ハンドル同様インサートナット埋め込んでくれてたら良かったのにー。





メカニカルブレーキの構造もダイワと似ていて、ダイワのスピードシャフト(スプールのショートシャフト)構造になっています。
よく出来ていると思いますが、細かい事を言うとダイワの方が考えられていてさすがダイワとなります。





内部構造はよくあるベイトリールの構造ですが、この価格の製品でもドラグの引き出し音が鳴るように出来ています。
ドラグ引き出し音の構造はダイワのピン式ですが、ドラグクリッカーギアの歯数が少ないため、1クリックあたりの距離が大きくなっています。
これもあってドラグ性能は月下美人AIRと比べるとだいぶ低いです。

ギアの精度はパッと見ではわかりませんが、巻き心地は月下美人AIRのがかなり上です。
(月下美人AIRのドライブギア&ピニオンギアの値段でAURORA AIR買えますしね)
AURORA AIRはグリス入れてもゴリというかノイズを感じます。
ギア比は8:1、巻取り長は75cmなので、このサイズとしてはハイギアです。





徹底的にコストダウンと軽量化がされていて、「ダイワならここに1枚ワッシャー入ってるなぁ」みたいな部分が各所に見られます。
耐久性や剛性を捨ててでも、軽量化とコストダウン優先みたいな思い切った作りです。

ついでにボディ各所のベアリングサイズは以下の通り。

ピニオンギアスプール側ベアリング 8x12x3.5
メカニカルブレーキベアリング 5x8x2.5
ドライブギアシャフト奥ベアリング 5x8x2.5
ワンウェイクラッチベアリング 8x12x3.5





次回は月下美人AIRとの投げ比べレビュー予定。
AURORA AIR、実売4000円前後とは思えない特化型の性能でしたよ。





おまけ。
最大ラィソ巻取w
最大ドラゲ
ニホンゴ、ムズカシイアルネ  

2024年03月15日

AGSガイド交換


ちょい前にダイワ HRF AGS 83MBを中古で購入しました。
かなり安かったんですが、AGSガイド割れで補修あり。
ダイワは2023年5月頃からリールのギアやAGSガイドが単品注文出来るようになったので交換すれば良いやと。

ティップピースの一番下のAGSガイドが割れています。
これをアロンアルファで直したみたい。





キャスティングでAGSガイド単品注文で購入。
AGSガイドはカーボンフレームガイドなので、金属フレームに比べて傷つきやすく、衝撃で割れたりしちゃうから取り扱いに注意してください。みたいな注意書きが入っていました。





HRF AGS 83MBは赤メタリックのピンライン巻きでガイドを固定しています。
手持ちのスレッドには極細赤メタリックがなかったので、まぁ似てればいいか。と細赤スレッドでピンライン巻き。
飾り巻きはやったことなかったので、youtubeなどの動画を参考にしつつ。





自作のロッドぐるぐる回しマシーン使いながらエポキシコート。
パッと見なら違いはわからんレベルです。





もう大丈夫だろう。と実釣。
HRF AGSは販売時期が結構短く、すぐ後継機のHRF AIRに変わってしまったロッド。
AIRはステンレスフレームなのにAIRのが軽く、スペック表見比べるとHRF AGSのがブランクスがちょっと盛って太いっぽい。
投げ比べたわけではないが、たぶんHRF AGSのがもっさりロッドでその分パワーあると思う。
最近の感度ピンピンなロッドって感じではなく、シーバスロッドと比べてもティップ~ベリーが結構硬めで、レギュラーだけど若干スロー入った感覚があり、ちょっと重ため。
秋のウェーディングランカー狙い用にちょい重ためのルアーがどっこいしょ気味で投げられ、多少強引なファイトが出来て、ちょい短めの取り扱いやすいロッドが欲しく、これに白羽の矢が立った次第です。
ただウェーディングで使うにはロッドエンドが気持ち長く、キャスト後の取り回しがちょっと悪いかなぁー。
あとスペック通り30gまでは問題ないものの、40gになるとロッドが垂れて100%で振り抜ける感じではなくなる。





安かったし秋の特化型として使えそうで良かった良かった。と思っていたら、どうも前のオーナーのアロンアルファ補修がエポキシと化学反応起こして、気泡どころか青い変色が発生。
ロッドに残った補修跡をしっかり取りきらなかった(ガイド位置の再調整とか面倒だった)ので、横着しちゃダメって事ね…とほほ。

ガイドを再利用する場合、金属フレームと違って、ガイド本体に熱を加える感じで抜き取る事がAGSガイドではできないため、ガイド外すのが結構大変。
ヤスリも入れて跡を取りきって、再スレッド巻き&エポキシコート。
再度巻くなら赤メタリックライン買っておけばよかったよ!





最近はシーバスベイトロッドも色々種類が増えてきて、自分が欲しいロッドの選択肢も出てきたと思います。
正直ベイトシーバスはリールのメンテナンス性も含め、超x10くらいのニッチだしオススメ出来ないけど、ベイト超楽しいよ!  


ダイワのマグシールドベアリング(ダイワ公式)はシールドベアリングの中に磁性流体オイルを入れた耐水性に優れたベアリングです。
磁性流体オイルを保持するための磁石が必要なため、既存の規格品ベアリングとは異なり、1mm厚くなります。
そのためマグシールドベアリングを規格品ベアリングに交換しようとしても、厚みの1mm差でガタが出てしまう。





そんなわけで、厚み1mmのポリプロピレンからワッシャーを削り出しました(左)。
精度出すならアルミや他のプラスチックのが良いんですが、オイルと接するので耐薬品性に優れて軽く錆びないポリプロピレンにしました。
ダイソーで売ってる結構でっかい板状のポリプロピレンを使用しました。





スティーズAのマグシールドベアリングをセラミックベアリングに変更してみます。
スティーズAのマグシールドベアリングはメカニカルブレーキの部分に入っていて、内径5mm、外径9mm、厚み4mmのサイズです。
規格品ベアリングとしては、内径5mm、外径9mm、厚み3mmとなるので、そのまま入れると厚みが足りず、ベアリング内径にあるカラーが飛び出す形になります。
またこのまま組み付けすると、ガタが出て、ベアリングを保持するための細い針金のリングが外れてしまう可能性があります。





そこで削り出した厚み1mmのポリプロピレンワッシャーを入れます。
内径にだいぶ余裕があるように見えますが、ギチギチに詰めてしまうとベアリング内径の軸にワッシャーが当たって抵抗となってしまい、ベアリングの意味がなくなってしまうのであえてこのサイズにしています。
ワッシャーサイズは内径6.5mm、外径8.9mmにしています。





元のワッシャーとリングを装着してマグシールドベアリングをセラミックベアリングに交換完了。

このスティーズAは、ぼろっっっぼろの状態を知り合いのT氏に頂き、アレコレ手を加えまくって復活させたもので、このマグシールドベアリングも完全に固着して1mm足りとも回らない状態でした。
パーツクリーナーに漬けながらグリグリ回して錆と磁性流体オイルを吐き出させ、オイルを塗布して使っていたんですが、回転は良いとは言えず。
それをセラミックベアリングに変更したので、その他のベアリングもほぼセラミックベアリング化していたのも相まって、回転がさらに軽くなりました。
錆と無縁になって、さらに回転も良くなり、メンテナンス性も大幅アップと、私にはすごーーーーく嬉しいカスタム。

そんなわけで、ワッシャー用意すればマグシールドベアリングは交換可能です。  


以前の記事で


で使用しているベイトリールをセラミックベアリング化したわけですが、暫く使用しての後日談を。





感触がかなり良かったので、スプールもセラミックベアリング化してみました。
セラミックベアリング化の恩恵は大きく考えると2つ。

1.回転性能の向上
2.錆レス

その他にも軽量化や磁力の発生を抑えるなどもありますが、セラミックベアリングをリールに入れたい!って方はこの2つがメインではなかろうかと。
スプールにセラミックベアリングを入れる場合、どちらにもとても有効だと思うわけですが、SVスプールより効果がわかりやすいマグZスプールにまずはインストールしてみました。

基本的にベアリングというのは球のサイズが小さいほど回転が軽くなりますが、負荷や耐久性が下がります。
マグZスプールのベアリングは、SVスプールのベアリングより一回り大きいベアリングが使用されており、回転が渋いのです。
SVは小さなベアリングにガワを被せて外径を大きくしているので、セラミックベアリングでなくてもギュンギュン回ります。

というわけで、まずはマグZスプールのセラミックベアリング化です。

※余談
ダイワにはHLCというスプールがありますが、これはマグZとSVの間の子みたいな感じで、ブレーキはマグZ寄り、ベアリングはSVと同じです。
なので、よく回るマグZと言い換えても大きな語弊はないと思います。





合わせてブレーキ蓋側のベアリングもセラミックベアリング化。
こちらはSVスプールと同じベアリング径なのでよく回るため、セラミックベアリング化する必要はないと思うんですが、試しに入れてみました。

まずは回転性能をフルに発揮したいので、ドライ状態のセラミックベアリングです。
見せてもらおうか!セラミックベアリングの性能とやらを!と現地について1投目
「あ、これはアカン」
となりました。
投げた瞬間ギャギィィィィィィ!!!!と爆音で唸りを上げるスプール。
普段のオイル入れたベアリングの音が1とすると、コレは100以上な感じで、リール壊れた!?ってレベルの音です。
それどころかナイトゲームの静まり返ったコンディションでは、お隣さんと50m以上離れてても聞こえちゃってるんじゃないか?という音で、性能云々の前に恥ずかしさのあまり私が耐えられない。
あまりのうるささにこの釣行では、投げた瞬間、手でリールを覆いかぶせるようにしました…とほほ…。





家に帰ってコレではアカンとダイワのBB用オイルスプレー(アマゾンリンク)をセラミックベアリングに塗布。
このオイルは軽さと耐久性のバランスが非常に良くて、スプールベアリングに差すには限りなく正解に近くてお気に入りです。

合わせて本体側のベアリングにもドライ系オイルを塗布。
完全ドライ状態のセラミックベアリングは巻きの軽さは超が付くほど素晴らしかったんですが、使用後にセラミックベアリングに水を数滴差しても塩噛みには勝てず。
音鳴りもそれなりにあるので、この辺の妥協点としてはドライ系オイルの塗布がベターではなかろうか。





で、テスト釣行というより、新しいロッドを買ったのもあり、キャスト練習。
スプールベアリングにオイルを差したことにより、爆音で唸りを上げたスプールは、ある程度抑え気味に。
それでも普通のベアリングの10倍くらいの音鳴りな感じがします。
個人的にはギリギリ許容範囲内かなぁーと言ったところ。
回転性能はかなり素晴らしく、今までブレーキ4安定、ブレーキ3はラインが浮いてほどほどにバックラしたのが、ブレーキ3でライン浮かずに安定するようになり飛距離もめっちゃ伸びました。これはロッドの差もあるかも。

本体側のドライ系オイル塗布も効果があり、音鳴りの減少と共に塩噛みの防止にも一定の効果あり。
というわけで、私の実証としては完全ドライ状態のセラミックベアリング化はソルト使用だとちと厳しかった。
でも錆レスや回転性能の向上は大きなアドバンテージなので、よく使うリールならオイル塗布して入れても良いかなーと言ったところです。





そんなわけで、知り合いの月下美人AIRにもドライ系オイルを差してセラミックベアリング化。





ヨシ!





月下美人AIRはもちろんアジング向けなので海水対応なんですが、上位機種なのに、メカニカルブレーキのベアリングがマグシールドベアリングじゃない。
ここはメカニカルブレーキのノブを開けないと海水が溜まって100%塩噛み&錆びるところなので、ここにマグシールドベアリングを入れるというのがダイワの海水対応ベイトリール上位機種のセオリー。
月下美人AIRはアルファスAIRの亜種なので、アルファスAIRにマグシールドベアリングが入っていないから…はさすがに片手落ちなんじゃない?ダイワさん。
マグシールドベアリングにすると普通のベアリングと比べて厚みが増すので、ドライブギア側蓋の設計を変更する必要があって、金型とか作り直しになっちゃうでしょ!というのはわかるけどさぁ、月下美人AIRは結構上位機種に当たるわけで、ダイワさんよー、これはモノづくりとしては褒められないなぁ。
私はそのまま5x9x3の規定のベアリングに変更出来るからむしろ嬉しい!となるけど、たぶんダイワの海水対応ベイトリールとして買ってる人の9割以上はマグシールドベアリング入ってるから!って思ってるだろうし、誠実にユーザーを見てモノ作って欲しいゾ。
でも月下美人AIRはフィネス用ベイトリールとしてはとても良い機種ですよ!  


知り合いのT氏からベイトリールを頂いて数年、ベイト教の罠にハマり、今や立派なベイト教信者になってしまいました。
全くスピニングを使っていないので(最近始めた管釣りでちょこっと使っていますが)、リール保管棚をベイト専用に変更しよう!





まずベイトリール用のスプールをうまいこと整理したい。
現地持ち運びでも良い感じに使いたいので、できる限りコンパクトにすべく、3Dプリンターを使って自作することに。
毎度のFusion360を使ってモデリング。





基本的にはリールに装着したとき同様にベアリングと軸で固定しつつ、内部にダイソーのEVAを入れてエッジを保護。
蓋はロックとかなしで簡単に抜けないクリアランス。
ねじ込み分の設計がないので、必要最低限の設計となりコンパクト。





スプール棚はルアー切削で使っている桐材から削り出し。
ポケット加工してスプールケースが良い感じにハマるようになっています。
棚との固定は3Dプリンターで出力した接続パーツをそれぞれネジ止め。

あとは最近買ったブラザーのラベルプリンターP-TOUCH(アマゾンリンク)で印刷したラベルをスプールケースに貼って完成。
一目瞭然で便利。





次にリール棚。
そのまま乱雑に重ねても良いわけですが、スペースを極力有効活用しつつ、取り出しやすさも欲しいので、棚として自作することに。
毎度のFusion360でモデリングし、天板はCNC使ってアクリル板から削り出し、支柱はアルミ、接続部は3Dプリンターで作ってネジ止め。





アクリル削り出しの天板は面取り切削も。
面取りはとても気持ち良い。





昨年末からやっている部屋整理の一環でリール棚をいじってみました。
先日作ったロッドスタンドなどもここに保管したりで、ちょっとスッキリ。  


去年ちょろっとやったハゼクラからフィネスの釣りにちょこっと興味が出た結果、知り合いのT氏と共に管釣りやってみようぜ!という話になり、管釣りならたくさんロッド持っていかなきゃ!(フィネス用ロッド全然持ってないのに)となり、ロッドスタンドを自作してみることに。





毎度のFusion360でモデリング。
このロッドホルダーは以前から作っていたので、ロッドスタンド用にちょこっと修正した程度なので即完成。





毎度のAdventurer3で出力して、毎度のストーン調スプレーで塗装して完成。
メインの部分はスマホ用カメラ三脚(四脚)です。
使用したカメラ三脚はこちら(アマゾンリンク)
使用したストーン調スプレーはこちら(アマゾンリンク)




このままでは自重が軽い&重心が高くなってしまうので、ロッドを差した方に倒れてしまう可能性がある。
なので、なるべく重心を下げるためにダイソーの自転車用ボトルホルダーをマウントして、保温ボトルで重量を稼ぎます。
ボトルホルダーを固定したままだと、カメラ三脚(四脚)を折りたたんだ時邪魔になるので、蝶ボルトを使って簡単に取り外し可能にしています。





適当に作った割に結構お気に入りな自作ロッドホルダー部分。
ストーン調スプレーも相まって、市販品感あります。





接続部はカメラ三脚(四脚)付属のGoProマウントに使えるパーツを自作。
角度調整が効くので、ロッドを差したときに良い感じになるような微調整が可能です。





メインパーツが市販のカメラ三脚(四脚)なので、高さ調整が効きます。
管釣りロッドはロッドエンドが短いものがほとんどですが、代用出来そうなアジングロッドなんかはちょっと長いのがあったりするので、高さ調節が効くとロッドエンドが地面に着いちゃうとかを防げます。





カメラ三脚(四脚)が折りたたみ式なので、なるべくコンパクトに収納出来るようにしてみました。





出来たーと知り合いのT氏に言ったら「ロッド複数本差せなきゃダメでしょ!」と言われてしまったので、多連装型を急造。
カメラ三脚が四脚なので、脚の間にロッドが来るように角度を変えて、ロッドを差したときに垂直になるようにロッドホルダーに予め角度を付けたり。





出来ました。





左巻きのスピニング&ベイトを差したときに干渉しないギリギリの距離を取っています。
また中心付近の半円状の穴に指を突っ込んで持ち運べるようにもしてます。





保管時のサイズはアップしてしまいました。
ロッドホルダーは接続部とネジ止めされているので、ネジを外せばコンパクトには出来ますが、さすがに面倒なのでコレが通常時の最小サイズとなります。





早速実戦で使ってみました。
偶然にもロッドホルダーにタモのステーがピッタリ差せたので、とてもお手軽な釣行が可能。
ただ自作ロッドスタンドに自重がそれほどなく、バッカンタイプと比べるとどうしても重心が高くなってしまうので、ボトルの取り出し時にはちょっと気を使います。
でも普通に超有用だったので、滅多に管釣り行かない私にはもったいないくらいの便利アイテムでした。
3Dプリンターがあれば結構簡単に作れるのでオススメです!  


ウェーディング用として9年使ったマズメ レッドムーンライフジャケット4を最新の9に買い替えました。
使い勝手や変更点、ここが良いぞ!というレビューはおいおい…。





まずは今までかなり手を加えて使っていた4と同等以上の使い勝手にすべく、色々なアタッチメントパーツを自作して取り付けました。





毎度おなじみのFusion360で各種アイテムを装着するアタッチメントパーツをモデリング。





3DプリンターのAdventurer3で出力。
色々あってプラットフォームを自作アルミ削り出しに変更しての試運転も兼ねて。





安定した出力が出来るようになったので、そのままでも結構キレイだったんですが、ヤスリを入れて角の引っかかりをなくしたりしたのもあり、塗装を行いました。
塗装に使ったスプレーは

コレ。
隠蔽力や少しの凹凸を埋める能力がめちゃくちゃ高く、ザラザラな表面にしてくれて、一見すると市販品レベルのクオリティになります。





上がストーン調スプレーで塗装した部分。
下がマスキングテープで保護したヤスリを入れたまんまの部分。
1回の塗装で良い感じになるのも含めて、すんげーオススメです。





パーツが揃いました。
ロッドホルダーはヤスリが足りず、ちょっと段差が気になる部分があるけど、今更修正面倒だし!





右肩にフィッシュグリップのボガとアクティブエイガードをマウント。
レッドムーンライフジャケット9の肩ベルトの幅とぴったりな裏側のパーツを出力しており、それとネジ止めしているため、このホルダー自体を着脱可能。
あと実はコレ、3回出力し直しており、ボガの着脱のしやすさを詰めています。





左肩はちょっと見づらいですが、フラッシングライトホルダー。
合わせて、ターポリンポーチのズレとか揺れ防止の固定も兼ねています。
フラッシングライトの段差に合わせてホルダーを設計しているので、ライトがビタッ!と固定されます。
このホルダーはレッドムーンライフジャケット9の背面バックパックのバックルを利用してマウントしており、ホルダー自体を着脱可能。
背面バックパックは普段使わないので取り外していますが、もし使うことがあったとしても利用出来るようにしてます。





RBBのターポリンポーチにロッド&針外しホルダーをマウント。
ターポリンポーチに穴をあけて、ターポリンポーチの内側に当板を入れ、裏側からネジ止め。
使ってるポーチは

これ。6.5インチクラスのでっかいスマホも入ります。






右肩のボガの下には明るいサブライト用のホルダーを縫い付け固定。
これは私の汎用ホルダーとして設計されており、アクションカメラなどもこのホルダーで固定しています。
落下防止の小型バックルもアリ。





時計固定用のDカンも自作。
ベルトに通していますが、サブライト用汎用ホルダーを縫い付けてしまったため、破壊しない限り取り外しが不可能に…。
うーん、ちょっとミスった。
汎用ホルダーはベルトにネジ止め固定方式にすべきだった。






ターポリンポーチの下に赤色常灯のメインライト用ホルダー。
これはフィッシュグリップホルダー同様、ベルト裏側を通したパーツとネジ止め。
さらにターポリンポーチ下部に縫い付けたループをこのホルダーに通して引っ張る形で固定しており、ターポリンポーチのズレ&揺れ防止も兼ねています。
落下防止のマジックテープを縫い付けるための穴も開けていたものの、結構ガッチリ固定出来ているので、マジックテープは縫い付けていません。





左前面ポケットには
以前作ったマズメ レッドムーンライフジャケット左前面ポケット用自作ルアーケースを継続使用。
レッドムーンライフジャケット5だか6あたりから、左ポケットのサイズがアップしたので、現行の自作ルアーケースだとちょっと余裕が出来た感じ。





今後10年くらい、ウェーディングはこのフローティングベストで戦うことになる予定。
ということは、このフローティングベストを持って肉体&年齢的にウェーディング自体引退する可能性が結構高く、最後のウェーディング用フローティングベストとなりそう。
気持ち良く使えると良いなー。
  


前回の記事で


とベイトリールでかなり錆びやすいレベルワインド両端のベアリングにグリスを圧入するログを書いたのですが…。
ふと、かなり昔Aliexpressでセラミックベアリングを調べたことを思い出し、久々に覗いてみたら1個600円弱で買えるではないか!
ものは試しだ。とフルセラミックベアリング(ジルコニア)を買って試してみることに。





早速インストール。
レベルワインド両端のベアリングは負荷がかかるわけでもなく、シルバーウルフなどはあえてベアリングではなくプラカラーにしてるくらい、錆びやすいのに巻きの軽さに大きくは関与しない部分。
でも塩噛みや錆ちゃうと固着して巻けなくなったり、巻き重くなったり、異音が出たりと非常に厄介な部分でもあります。
フルセラミックベアリングにすることにより、錆なくなり、仮に塩噛みしても隙間からスポイトなどで水を数滴垂らせばたぶん直る。
どうしてもダメならバラして水の中でグリグリすればOK。
メンタル的にもとても良い。





なんか最近巻きが重たいんだよなーとついでにメンテしてたら、ピニオンギアのベアリングが塩噛みで固着しとるがな!
こうなったらリール内部で錆やすい部分、全部セラミックベアリング化してやる!





11.11のAliexpressのセールで知り合いの分も含めてセラミックベアリング大量に注文した!





ピニオンギアのベアリングをセラミックベアリング化。
オイルレスなのでめちゃくちゃ回る。





ハンドル軸奥のアクセスするのが若干面倒で、めちゃくちゃ水が溜まる部分もセラミックベアリング化。
ここはレベルワインド両端ベアリング同様、回転性能というより、錆対策。
ここもグリスを詰めておけば、そこまでは錆びませんが。

で、実際にインストールしてみると、巻きは体感できるレベルで軽くなった。
ただオイルレスなのもあって、巻くとシャーーーという音はする。
そこまで気になる大きさではないけど、無音が良い人はオイル入れるなりした方が良いかも。






ついでにHRF ソニックスピードもセラミックベアリング化。





ダイワのベイトリールをセラミックベアリング化する上で注意が必要なのが、このハンドル軸奥のベアリング。
レベルワインド両端のベアリングやピニオンギアのベアリングはほぼ共通サイズなのに、ここのベアリングだけ、機種によってサイズがまちまちみたい。

17スティーズA
ピニオンギアスプール側ベアリング 8x12x3.5
レベルワインド両端ベアリング 4x7x2.5
ハンドル軸奥ベアリング 5x8x2.5

18HRF ソニックスピード(18ジリオンHD亜種)
ピニオンギアスプール側ベアリング 8x12x3.5
レベルワインド両端ベアリング 4x7x2.5
ハンドル軸奥ベアリング 5x9x3

HRFソニックスピードは巻きの軽さがスティーズAより顕著で「こんな回るの!?」ってくらいめちゃくちゃ巻きが軽くなった。
ただシャーーーー音もスティーズAより大きく、ボディが大きいから反響しちゃってるのかも。

ベイトリールは構造的に内部に絶対海水が侵入するので、ベアリングが錆から解放されるのは満足度高いカスタム。
あとは実際に使い込んでの耐久性で、問題なければスプールのベアリングもセラミックベアリングにしても良いかもしれない。  

2023年09月13日

スティーズAをA2化


今年5月くらいからダイワ製品でも今まで単品注文が出来なかったギアやボディ、ロッドのAGSガイドなどが単品注文出来るようになりました。
ただ順次という文言が入っており、新しい製品は相変わらず修理扱いで単品注文不可。
そのため17スティーズAはギアやボディは注文出来るものの、22スティーズA2は修理扱い。
私は17スティーズAに22スティーズA2のギアを入れたいと思っていたため、解禁されるのを待ち望んでいました。
たぶん発売1年後から解禁だろうなーと予測をつけていたところ、予想通り先日になって注文出来るようになり、早速注文してきました。





注文したのはギアセット5800円(税抜き)とウォームシャフトギア800円(税抜き)の2つ。





17スティーズA->22スティーズA2はマイナーチェンジのため、あらゆるパーツに互換性があります。

左:17スティーズA ローギア
中:22スティーズA2 ハイギア
右:17スティーズA ハイギア(歯欠けボロボロ)

一見すると似ていますが、ドラグ引き出し音を出すクリッカーギアの組付け方が変わり、22スティーズA2のドライブギアは0.3gほど軽くなっています。
クリッカーギアの素材も変わっているかも?
ドライブギア内部にドラグワッシャーのズレ防止の段差も加わっています。
17スティーズA->22スティーズA2でギアセットが600円値上がりした分、精度などちょっと良くなってる感じに見受け取れます。

あと同じハイギアでも17スティーズAは8.1、22スティーズA2は8.5のギア比なので、22スティーズA2の方がよりハイギアになります。





合わせて注文したのが22スティーズA2のウォームシャフトギア。
これはTWSが左右に動くレベルワインドのギアです。

上:17スティーズA
下:22スティーズA2

22スティーズA2のダイワ公式ページにはウォームシャフトギアの変更について記載がありませんが、SLPのスティーズA2パーツ表のパーツ番号では22シルバーウルフ(21ジリオン亜種)と同じパーツ番号になっています。
22シルバーウルフのダイワ公式ページにはハイスピードレベルワインドでスプールに巻きつけるラインの角度をよりクロスさせるようにして、食い込み防止をするという記載があります。

私はPEラインでしか使わないため、ライントラブルを減少させるためにもハイスピードレベルワインドが欲しい。というわけで、パーツ番号が22シルバーウルフと同じ22スティーズA2のウォームシャフトギアも注文しました。
写真を見るとわかる通り、溝数が22スティーズA2のハイスピードレベルワインド対応ウォームシャフトギアの方が少なくなっています。
溝数が少ないため、同じ回転数では素早くTWSがスライドするため、ハイスピードレベルワインドとなるわけです。

ラインがよりクロスして巻かれるため、食い込みによるライントラブルは減少しますが、厳密には飛距離が落ちると思います。
ただダイワのベイトリールではTWSによりライン放出時の抵抗が低く、PEラインだと飛距離はほぼ変わらないだろうと。
メリットの方が大きいと思います。





早速交換だ!とめんどくさいEリングを外したら、ウォームシャフトギア両端のベアリングが錆びてる~/(^o^)\
ソルト使用ではここはプラカラーにした方が無難だと思います。
私はソルトでのベイトリール使用者の中ではトップクラスにメンテナンスしてると自負していますが、それでもココだけはギアの内側からオイル指すくらいしか現実的に無理です…。





知り合いからマグZブーストスプールもお借りしているので、17スティーズAをA2化完成です。
さすがに新品のギアだけあって噛み合わせの質感が素晴らしく良い。
ボロボロの状態の17スティーズAを頂いてから、私のベイト練習と苦楽を共にし、ここまで気持ち良い状態になったので喜びもひとしお。
ダイワがパーツ供給の範囲を解禁してくれたのは、正直やっとか!という気持ちが強いですが、サービス向上は素直に嬉しい。
ギア買えるなら今後もダイワのリール買うわ!