自作ルアーメイキング動画

2018年04月07日 19:18

浦安DIYシーバス的ルアーの作り方をメイキング動画としてまとめてみました。



動画の補足。
製作の流れとしては

1.Fusion360でルアーを3Dモデリング(3DCAD)
2.Fusion360のCAMでCNC用切削パスを作成
3.CNCでボディを削り出し
4.重心移動の作成
 4-1.中空ニッケルスペーサーの中に鉛を鋳造
 4-2.そのままでは鉛が抜けるため、M2タップを立ててイモネジを入れる
 4-3.鋳造やタップ時に出た余分なゴミを切削除去
 4-4.ネオジム磁石を接着
 4-5.ストロー内にオモリを入れ、ストロー末端を封
 4-6.オモリを固定する末端に0.15mm厚のブリキ板を接着
5.アイの作成
6.リップの作成
7.ボディ、リップをエポキシ接着
8.セルロースセメントにどぶ漬け(ティッピング)し、表面を整える
9.塗装
10.目の作成、接着
11.再度セルロースセメントにどぶ漬けし、コーティングして完成

動画内ではいくつかの工程をすっ飛ばしてますが、だいたいこんな感じ。
個人的にめんどくさいのが、8、11のセルロースセメントどぶ漬け。
最低でも5回以上やらないとコーティングとして甘いので、整えたり、アイについた余剰分を削ったりするのがとにかくめんどくさい。
そして時間がかかる。





Fusion360でのモデリングとCNCでの切削まで楽で、結果もすぐ出て形になるから楽しい作業。
知識がないと難しいですが、知識とノウハウさえ身に着けちゃえば簡単です。
今だと中華CNCはかなり安いタイプも出ていますし、3Dプリンターも2万以下のモデルなんかもあるので、PCを使ってルアーをデザインして作ってみたい!って方は、踏み出して見るのもいいかと思います。
数年前と比べ、圧倒的に環境が整っています。
Fusion360が個人使用なら無料というのも大きいです。





塗装について、ちょっとしたTIPSを。
普通に塗装した場合、どぶ漬けコーティングでセルロースセメントを使うと塗装した色が100%流れます。
セルロースセメントは溶剤としての効力が大きいためです。
この色流れはエアブラシで塗装する際にセルロースセメントを混ぜることにより防げます。
私の場合
 塗料:セルロースセメント:ラッカーうすめ液=1:1~2:3
くらいの割合で混ぜ合わせてエアブラシ塗装します。
この割合だとなかなか色が乗りづらいので、もちっと塗料の割合増やしても良いかも。
エアブラシのカップに最初にラッカーうすめ液をちょろっと入れ、予め混ぜておいたセルロースセメント+ラッカーうすめ液を流し込み、その後塗料を入れて混ぜます。
とにかく最初の「出」が悪いので、なるべく出やすくするために最初にラッカーうすめ液を入れるのがおすすめ。
そして全部塗装し終わった後、最後にセルロースセメント+ラッカーうすめ液のみを吹き付けます。
これで色流れはほぼ抑える事が出来ます。


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