中華通販Aliexpress紛争とCNC削り出し自作ルアー

2014年10月22日 20:37

以前紹介した
 2014/09/06
の中華通販サイトAliexpress、結構興味がある方が多いようなので、今回起きた問題を紹介したいと思います。

Aliexpressの親元アリババグループがアメリカ市場に上場したとかで、時価総額がトヨタを抜いたなどとニュースにもなっていました。
私は数年前から利用しているわけですが、そんな大企業の個人向け国際通販サイトでも問題はとても多い。
中身が楽天のようなシステムのため、ある程度の基本路線以外は、取引先のショップによって対応がまちまち。
その対応に問題がある場合、システム側のAliexpressに「先生!こいつやっちゃってください!」とOpen Disputeで紛争手続きをすると、大概は返金処理で解決してくれます。
私も片手では数え切れない程にコレを利用しました。
今回はコレで解決しなかったので、その先のお話です。



今回注文した商品は、写真左のヘッドライト。
最終的には紛争手続きを進めてエスカレートした段階で届いたわけなんですが、これを注文したのは7月下旬。届いたのが今日。
約3ヶ月かかっているわけです。



Aliexpressのショップによっては(ほとんどのショップですが)、画像赤丸の販売者保証というものがあります。
ようは納期保証です。
この期間内に届かなければ、返金するよ!的なものです。
この期間内に届かなければ、問答無用でOpen Disputeの紛争手続きをし、納期保証内に届かないよーと伝えれば、ほぼ返金処理が行われます。

今回遅れに遅れた商品は、発送自体はとても早く、注文後すぐに発送されました。
しかし使われた運送会社がChina Post Air Mailではなく、Wedo Expressという会社。
最近はChina Postではなく、色々な運送会社を使うショップが増えています。
例えば粉物や電子機器などChina Postだと送れない(送ると高い?)ものは、スウェーデンだったりオランダだったりの郵便を使ったりします。
それ以外でただ単に安いから。という理由で、聞いたことない運送会社や、最悪のパターンではフェイクのトラッキング情報を表示するダミー会社を利用し、詐欺するショップもあります。

で、Wedoexperssなんですが、これがダミーのトラッキング情報を表示します(´Д`;)
世界各国のWedoexpressを使用された人々が激おこです。
ただ、完全な詐欺グループ用の運送会社ではなく、一応送られてくるらしい(´∀`;)
船便で溜まりに溜まってから輸出するんでしょうね。

ショップとのやりとりでは

 私「1ヶ月過ぎたけど送られてこないんだけど」
 店「トラッキング見て!大丈夫!送ってるよ!」

 私「2ヶ月近く経っても送られて来ないんだけど」
 店「もうちょっと待って!大丈夫だよ!」

 私「2ヶ月以上待っても届かないぞ。wedoのトラッキング嘘だって世界中で言われてるぞ」
 店「大丈夫だよ!私を信じて!」
 私「オマエが認めないなら紛争手続きするから。再発送すれば許してやんよ」
 店「神に誓って嘘言ってないよ!」
 私「私は神信じてないから。紛争手続きするわ」
 店「やめて!紛争されると首になっちゃう!中国で職探すの大変なんだって!」

こんな感じで紛争手続きをしたわけですが、ショップ側は紛争の理由を認めつつも返金に応じないので、紛争をエスカレートし、Aliexpress側にお伺い。
ここまで拗れたのは初めてだったので、この後の顛末まで知りたかったわけですが、この数日後に荷物が届きました。
なのでここで紛争エスカレートキャンセル。
どうも紛争手続きから返金に応じないと、ショップにとって手痛いペナルティがあるようです。

ちなみに日本郵政の書き留めで配達されましたが、Wedoexpressのトラッキングコードは日本郵政に引き継がれなかったようで、日本国内でのトラッキングは出来ませんでした。
どういうルートで日本郵政に受け渡ししたんだろう(´Д`;)
また配達された後もWedoexpressのトラッキング情報は更新されていません(やっぱり世界中から報告がある通り、特定の更新パターンがあるフェイクです)。

このショップ、利用者の5%くらいが★1~2の低評価フィードバックで、商品が届かない。と書き込んでいる人が多いので、同様にwedoexpressなどとにかく安い運送会社を利用してるんでしょうね。
さすがにここまで遅かったのは初めてでした。
もしAliexpressで買い物してみる!という方は、China Post、EMS、DHL、FedExのような有名な運送会社以外を利用されたら、ちょっとぐーぐるさんにお聞きした方が良いかも(´∀` )


なお、届いたヘッドライトはリチウム18650用のヘッドライトです。
今まで使っていた写真右のは14500用で数年前にAliexpress経由で輸入したもの。
14500用なので単三互換&軽い&明るくて良いんですが、電池容量が少なく、おまけに内部のLEDレンズが外れてズーム時の光源ピントが合わなくなってしまったので買い換え。
外部レンズが接着されていて外せず、中のLEDユニットがもう少しで取り出せそうなのに取り出せず、直すに直せない(´Д`;)

届いたライトはさすがに明るいんですが、写真で比べて見るよりもだいぶ大きくごっつい。
あとは18650用なのでLED部分以外も結構重たい。
今までの14500用は予備&サブ用とし、届いた18650用をメインにしたいと思います。
秋のナイトゲーム用に早めに注文したのに、もう思いっきり秋のナイトゲーム始まっちゃってますよ(´∀`;)




CNC削り出し自作ルアーテスト

私が使っている中華CNCは問題が多いヤツなんですが、やっと特性が掴めてきた&製作環境が整ってきたので、作りたかったバルサ削り出し自作ルアーをテストで作ってみました。
シマノAR-C重心移動システムを少しパク、、、オマージュしての重心移動式です。
3Dモデリング->CAM->CNCでの削り出しなので、かなりピーキーな設計も可能となり、コンマ以下の詰め込み具合です。
ピーキーにしたから、フックアイ作りが悶絶。

ネオジム磁石は磁力が強すぎて、フロントフックがルアーにひっつく(´Д`;)
フェライト磁石で良い感じに小さいサイズがなかなか売ってないんですよねぇ。
φ5、厚1~3mmくらいで格安で売ってないだろうか。


とりあえずテストなので無塗装にて。
セルロースドブ漬け数回からのウレタンドブ漬けを、早く乾かそうと自然乾燥型の食器乾燥機を使ったら、やっぱり気泡入りまくりヽ(`Д´)ノ
真空脱泡ならぬ圧力釜での加圧脱泡すれば良かったかなぁ。

今回はフローティングで、お風呂でのスイムテストは悪くない感じで泳いでいたので、釣れると良いなぁ。
改良加えたシンキングタイプも1本作っているんですが、まだドブ漬け回数が少なく完成はもうちょっとかかりそう。
数回漬け込んだところでお風呂テストを行ったところ、なかなか面白い泳ぎをしたので、特定パターンで使えるかも(´∀` )
とりあえずホームのシャロー用に作ったものなので、良い感じなら量産したいと思います。
売るわけじゃないけど(´ー`;)


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