自作ロッドホルダー

2015年02月06日 01:49

ウェーディング(特にディープウェーディング)時、リリースしたり、写真撮ったり、ライントラブル出たりした時のロッド&リールの保持方法をずーーーと前から悩んでいました。
今まではフローティングベストの胸の内側からウェーダーの中にロッド下部を突っ込んで居ましたが、セミセミドライトップを着るようになってからウェーダーの中にロッドを突っ込む事が出来ず、脇に抱えたままだと腕の可動範囲が狭まり不便。
フローティングベストの胸内側に挟むと保持力が弱いためロッドが寝てしまい、特にディープウェーディング時にリールごと水没しそうに…。
ロッドホルダーをフローティングベストの肩ベルト周辺に付けられれば、ディープウェーディング時にも水没する事なく出来そう!
でも私のフローティングベストは既にいっぱいいっぱいの装備。
市販品のロッドホルダーを購入しても比較的サイズが大きいそうな感じで、うまく固定出来るか微妙…。
なんとかうまいこと出来ないものか…と悩んでいたところ、CNCで自作ルアー量産切削1本目中に電源基盤が突然飛んでしまい、半ばやけくそになってロッドホルダーを自作することにした!(´∀`;)

まずは自分の装備から素材の選定。
私が現在使っている旧モアザンブランジーノ87LML、ラブラックスF96MLはロッド下部の径が30mmくらい。
内径31~32mmくらいのパイプ的なものが必要となります。
旋盤があればかなり自由が効くんですが、旋盤は持っていないため素材の選定がキーに。




買い物ついでに近所のホムセンに寄ってみたら、水道用塩ビパイプのVP30という規格がピッタリ!
値段も50cmで200円未満と安いしコレに決定。
ただ厚みがあるので結構重たい。肉抜きは必須か。
適当に140mmくらいの長さでカット。




そのままだと角のバリで引っかかったり傷ついてしまうので、バリ取りでR処理&ヤスリ掛け。
やっぱり旋盤欲しいなー




まずはリールフットを支えるところを切削。
私が主に使用しているリールは05イグジスト2506、13セルテート3012hで、リールフットの根本幅は15mmちょっとくらい。
ピッタリに削ってしまうとリールフットに傷が付く可能性があるので、3mm厚くらいの緩衝材を入れる事を想定して22mmくらいの幅で切削。
長さは適当(´∀`;)




仮で100円ショップの接着テープ付きスポンジを付けてみたところ悪くない感じ。
これならなんとかなりそう。

あとはフローティングベストへの固定方法。
ディープウェーディング時でもなるべくロッド下部が水没せず、ロッドホルダーに出し入れしやすく、現状の装備で固定出来る場所。
…。
……。
………ひらめいた!




固定に使用する穴が必要&軽量化のため適当に肉抜きー




固定するためのアルミステーも肉抜きー




ココに固定!
でも固定するためには裁縫も必要です。




マズメ ムーンライフジャケット4の肩ベルトバッグの前面にこんな感じのものを縫いつけて、ここにアルミステーを通して固定します。




コレだとロッドの重みで肩ベルトがお辞儀してしまうので、肩ベルトバッグの上部裏側にマジックテープベルトを縫いつけ、デフォルトのマジックテープベルトと合わせて2点でホールド。
良い感じです。
ちなみにサイド側にある反射ラインが入ったマジックテープも自作で縫いつけてあり、こちらは前照灯ライト固定用です。




さらに肉抜きー
ほんとはもっとこだわった肉抜きをしたいんですが、CNCが使えない現状、13セルテートのスプールみたいなかぎ爪肉抜きなどはめんどくさいので下品な肉抜きで妥協(´∀`;)
強度的にはもっと削れそうですが、最低限収まりが良い肉抜き加減がこの程度かなー




適当にヤスって塗装。
もっとしっかりヤスればよかった&サーフェイサー吹けばよかった(´・ω・`)
一応黒系塗料を種類を変えながら何度か重ね塗り。
さらにリールフット固定部分周辺には、マズメ レッドムーンライフジャケット4のライムイエローにあわせて、イエローグリーンもうすーく吹いてみました。
が、下地が黒系なので近くでじーーーーーと見ないと分かりません(^ω^;)
でも基本塗料がメタリック系なので若干豪華な感じがあり、塩ビっぽさはなくなったかなー




というわけで自作ロッドホルダー完成ヽ(´ー`)ノ
リールフット固定部分はコーキング材なども試したものの、イマイチ良い結果が出なかったのでスポンジ系で。
使ってみてあんまり良くなさそうだったら、素材の変更をしてみます。




実際にロッドをホールドするとこんな感じ。
これならディープウェーディング時でも限界まで浸かってない限りロッドが濡れる事はなさそう。
あとは実際に使用してみないとなんとも。
現時点では悪くない出来かな?




せっかくなので回転動画(´∀` )
ディスプレイ用ロータリーテーブルを持っていないので、適当に転がっていたシールドベアリングを使って3分くらいかけて作ったお手製ロータリーテーブルもどきで回しております(^ω^;)
ナイロンラインを引っ張って回しているため、回転がぎこちないのは許して!

動画はちょっと前に買ったRICOH WG-4で1920x1080で撮影して、AviUtlで若干アンダーを持ち上げて720pでエンコード。
最近のコンデジは1/2.3型CMOSでも綺麗でびっくり。


あなたにおススメの記事
関連記事