ダイソー216円で作る携帯型血抜きポンプ

2019年09月16日 11:32


ここ数回連投しております、自作津本式携帯型血抜き&神経抜きポンプのさらなるシュリンクに成功し、ダイソー商品2つ(現時点で税込み216円)+炭酸飲料のペットボトルだけで作れるようになりました。
必要工具は電動ドリル、5.5mmドリルビット、ハンマー、直径7mm前後の円柱状の硬い棒、カッターでいけます。





まずはざっくりと作り方を動画にまとめてみました。
では一つ一つ説明を。





まずダイソー商品2つが必要で、その1つ目は加圧式霧吹き。
園芸コーナーで売っており、緑色のコレです。
サビ防止の油がついており、多少オイリーな感じなので拭き取り推奨。





2つ目が化粧品用スポイド。なんでじゃなくなのか不明です(;´∀`)
化粧品コーナーやその近くの携帯ソープボトルが売っている辺りが多いです。
大小と2つのサイズがありますが、どちらでも問題ありません。
使うのは先端の針ってほどではないけど細くなっている部分で、どちらも同じサイズなのでどっちでもOKです。





ポンプの方はねじ込み式でパーツをバラせるので、先端の金色の金具を取り外します。
その金具がついてる灰色のパーツも外した方が後々の作業がしやすいので外しちゃってください。
スポイトの方は先端のみ無加工で使います。





ポンプの金具を外した灰色のパーツの先端をカットします。
赤色で点滅している部分です。
先端にゴムのOリングがついてますが、それを留めている段差までカットします。
カッターでパーツを回しながらグリグルやれば、3分もかからずにカット出来ます。





次にポンプ先端の金具中央に空いている穴を直径5.5mmまで拡張します。
電動ドリルを使ってゴリゴリ空けてください。
いきなり5.5mmドリルビットを使うと難しいと思うので、たくさんドリルビットをお持ちの方はちょっとずつ広げていくと良いかもー。





上手にあけましたー。
動画ではわかりやすくするために表側から空けていますが、ボール盤などでバイスがあってきっちりクランプ出来る環境なら、裏側から空けた方がバリが少なく良いと思います。
また面取りビットがある方は使ってバリを取るといいでしょう。





スポイト先端を金具に入れると、奥まで入り切らずにグラグラすると思います。
そこで金具の裏側から直径7mm前後の円柱状の硬めの棒なんかをあてがってハンマーで叩いてスポイト先端を圧入します。





スポイト先端にいくつかの段差がありますが、根本近くの段差が少し金具から飛び出すくらいまで圧入出来ればOKです。
軽く釘を打ち付ける程度の力でコンコンと数回叩く感じ。





直径7mm前後の円柱状の棒って何よ!って方は、M4の六角穴付きネジを使うと良いです。
これの頭の直径が7mmなので、頭側を金具に突っ込んで、ネジの底を叩くと最適です。
私はロングナットを途中まで入れて使っていますが、最後まで締め込むと先端金具に干渉して最悪先端金具を壊します。
よくわからない場合はネジだけの方が安全です。





最初に灰色のプラスチックパーツをカッターでカットしましたが、金具の位置の違いがわかりますかね。
カッターでカットしないと締め込めず、内部の噴出口が金具に被ってしまい、水を出せない事があります。
カットする事により噴出口も広くなって圧力も増し、ストレートに水が通るようになります。





あとは空になった炭酸飲料のペットボトルに1/3くらい水を入れ、ポンプ付属の吸水管は使わず、ペットボトルを上側の逆さ向きにして使います。
逆さ向きにすることにより、確実に水を吸水出来て、さらに水圧も重力を利用して加圧した最大値を利用出来ます。
また実際に血抜きで使うとわかったのですが、ペットボトルが下側だと魚をかなり持ち上げたり、テーブルの端など下側がフリーな場所でないと吸水出来ずにエアーだけになってしまう事が多々あります。
管は使わずペットボトルを逆さ向き!これ重要。





先端はそのままでは長いので、使いづらいって方はカットしても良いと思います。
カットするとストレートに水は出づらくなるので、ペンチなどで潰したりして調整してください。




以上、ダイソー2商品で作る、自作津本式携帯型血抜き&神経抜きポンプの作り方でした。
魚を最大限美味しく食べられるよう考え、この血抜き&神経抜きを考案された津本さんに感謝をこめて。


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