樹脂削り出し

2015年01月16日 23:38

CNCでの切削にも少し慣れてきたので、以前は失敗したプラスチック系を切削してみようと色々試してみました。
うまくいけばプラスチック系自作ルアーも作れるかも。



買い物&釣り用自転車に付けているロッドホルダーが経年劣化でプラスチックが割れてしまった(右側)ので新しく作り直しました(左側)。
今回はアクリルブロックとアルミ板で完全にゼロから作ります。
自転車のヘッドパーツに固定するので、半円柱状の溝をCNCで削り密着性をあげます。
以前まではアクリルを切削すると溶ける事が多かったんですが、集塵機を取り付けた事により常時風が吹き込む感じでエンドミルが冷やされ、さらに切削速度を上げたりしたらいけました。
これならアクリルで色々作れそう!



というわけで、以前にMDFで作ったヘッドライト電池ボックス固定パーツをアクリルで作り直してみます。
おおー、溶けずにいける。



こちらも頭に沿わせるように半円柱状に溝を切削しますが、持っているアクリル端材の中には厚みがあるアクリル板がないので、4mmのアクリル板を2枚重ねでいきます。



アクリル同士はセメダイン スーパーXで接着。
若干気泡が入ってしまいましたが気にしない!
アクリルは透明度が非常に高く磨けば磨くほどクリアに出来ますが、エンドミルで切削したアクリルをクリアにするのは大変…。
今回のパーツは透明度は必要ないので、ほどほどで諦めます。
そもそもアクリル専用接着剤も使用していないので、2枚重ねた時点で透明度は諦めです。



左上:最初にMDFで作ったパーツ
右上:元から付いてたパーツ
下:今回作ったパーツ
上:電池ボックス(18650リチウムイオン電池)

元は電池ボックスが縦型ですが、自作したパーツは電池ボックスが横型。
横型にすることにより首筋に電池ボックスが当たらず、フードなどに引っかかるのを防げます。



MDFに比べてアクリルは圧倒的に精度が高い。
木材のように毛羽立つこともなく、角をヤスればとても綺麗な感じに仕上がります。
CNCで削り出しすると、CAD/CAMでしっかりしたモノを設計出来れば商品レベルにも出来そうです。



これなら今後もちょこっとしたモノなど樹脂系素材で作れそう!ということで、格安の端材を購入してみました。
水谷製作所さんが送料+手数料のみで端材を購入出来るというのを見つけ早速注文→即届きましたヽ(´ー`)ノ
ホムセンなどで樹脂系板材を見るとわかりますが「こんなすんの!?」ってくらい高いので、企業が個人にも格安で端材を提供してくれると、DIY好きとしてはほんと助かります。
発送や梱包の手間を考えたら普通は出来ない事だと思うので、こういう企業さんが増えると良いなぁー(´∀` )


良い感じで樹脂系の切削が出来たので、そのうち自作ルアーも1本作ってみたいと思うわけですが、ルアーの内部構造を変更しないといけないので色々大変そう。
でも作ってみたいなー(´∀` )


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