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自作FGノットアシスト アルミ削り出しコンパクトタイプ
PEラインを使う上で絶対必要なのがリーダーとの結束を行うノット。
私はずーーーとFGノットを愛用というか、FGノットしか出来ません。
昔は指でノットを組んでいたんですが、現地で風がある日に組むのが難しかったり、締め込むのに指が痛かったり…で、結構前から第一精工のFGノットアシスト2.0を使っています。
手早く出来るし、爆風でも組めるし、クオリティも安定と大変素晴らしい道具です。
現地には替えスプールも持っていっているので、よっぽどのことが無い限り使わないんですが、それでもないと困ることがあるので持っていきます。
できれば家用と現地用の2個欲しいとずーーーと思っていました。
唯一の難点は現地に持っていくには、ちょっと大きいかなぁ?くらい。





自作FGノットアシスト アルミ削り出しコンパクトタイプ
12月中旬を回ると私が通っているホームではシーバスが釣れなくなってくるので、12月中旬~1月中は釣りの時間はモノづくりへ。
なわけで、自分が欲しいと思うコンパクトなFGノットアシストを考えてみることに。
まずはテストも兼ねて、できる限り簡素、そしてコンパクト。これで自分の要求を満たせるか作ってみました。
結果は
 「組めないことはないけど扱いづらい」
でも方向性は見えました。




自作FGノットアシスト アルミ削り出しコンパクトタイプ
毎度のFusion360でアレコレ考えながら組んでみます。
モデリング自体は簡単なんですが、これを実現しようとすると難題がいくつか…。
というのも頭の中で「これはCNCで削り出して作る!」というスイッチが入ってしまっていて、どうやって削り出そうかを考えながら実現できるラインを探りながらになります。
うちのCNC3020は3軸CNCなので、円柱が絡む削り出しは難易度が高いのです。




自作FGノットアシスト アルミ削り出しコンパクトタイプ
作りたいのは2パターン。

typeA:Oリング式
PEとリーダーをOリング(ゴム)に差し込んで固定するタイプ。
画像では円が連なっているのがOリングで、この隙間にPEとリーダーを巻き込みます。

これの問題はOリング同士がぎゅうぎゅうに詰まる精度が出ていないと、巻きつけるPEやリーダーが抜ける。
Oリングの内径がネジだとPEやリーダーが傷つく可能性があるので、ネジはパイプなどでカバーする必要がある。
コンパクトを目指すのでサイズアップは回避する必要があり、細かい加工で精度が求められる。

また径が小さいとPEはまだしも、リーダーに巻き癖がついてしまう可能性がある。
私はフロロをリーダーに使うのでまだマシだけど、ナイロンだとダメかも。




自作FGノットアシスト アルミ削り出しコンパクトタイプ
typeB:ネジ止め式
PEとリーダーをネジの締め込みにより固定するタイプ。
画像では隙間がありますが、ここにPEとリーダーを通して、ネジ止めすることによって隙間をなくして固定します。

ネジで直接締め込むとPEやリーダーが回って固定しづらいため、間にガイド的な板が必要。
さらにtypeA同様、ネジに擦れるとPEやリーダーが傷つくため、ネジをカバーする必要がある。
ガイド板の加工精度は0.05mm以下が必要そうなので、ひじょーーーに難しい。




自作FGノットアシスト アルミ削り出しコンパクトタイプ
これらをアレコレ考えて、CNC削り出しのための治具なんかもアレコレ作って…と加工途中の写真は撮ってませんでした(;´∀`)
とにかく精度を出すのが大変だったー。




自作FGノットアシスト アルミ削り出しコンパクトタイプ
自作バネを作ってアームに自動負荷を掛けて締め込みが楽になるようにしたかったんですが、自作バネは素人には無理すぎた(;´Д`)
線径が違うピアノ線でアレコレ作って、焼入れや焼き戻しなどあらゆるパターンを試してみましたが、復元力が足りない。
コンパクトを想定するとかなり強い力がかかるので、素人には難易度が高すぎた…。
DIYには失敗がつきもの。これは素人の範疇を超えて無理ってことで諦め。
ネジの締め込みによってアームに負荷をかけて動きを渋くし、あとはノット組むときに手で調整。




自作FGノットアシスト アルミ削り出しコンパクトタイプ
なわけで、結構ガチガチの精度で完成。
ヤスリ->バフ->液体コンパウンドで磨くと、一気にクオリティが上がります。
アルミ削り出しは剛性と重量のバランスもさることながら、鏡面仕上げで完成度が高く見えるのも良いですね。





typeA:Oリング式のFGノット組みを動画にて。
100点満点だとすると、75~80点くらいの使用感。
Oリングへの巻きつけが足りないと伸びてくるし、リーダーの巻きすぎには気を使う。
でもコンパクトさは満足度高く、巻きつけ固定というのも楽。
実際のFGノット組みも問題なく出来て、アーム負荷も悪くない感じ。
現地でも十分使える感じで、コンパクトさも相まって十分合格点。





typeB:ネジ止め式
100点満点だとすると、70~90点くらいの使用感。
typeAと比べるとPEとリーダーの固定力は圧倒的で完璧。
でもM3蝶ボルトがちょっと短かった(6mm)のと、内径のガイドも短かった(1.5mm)。
蝶ボルト8mm、ガイド3mmくらいだと完璧だったけど、そうすると最初のリーダー固定部分の設計が変わっちゃう。
ガイドが短いのでガイドを引っ張りづらく、PEとリーダーの固定がちょっと難しい。
ネジを緩めると自動でガイドが引き上がるような、バネか磁石を仕込みたいところだけど、サイズ的に非常に難しい。
固定が出来ればこちらの方が組みやすいため、スコアに幅がある感じ。
コンパクトさではtypeA:Oリング式の方が上のため、ちょっと減点。




自作FGノットアシスト アルミ削り出しコンパクトタイプ
どちらも十二分に使え、私が欲しい要求を満たしているので、良いものが出来ました。
しかし作り終えた後に書くのもなんだけど、3Dプリンターで作ればよかった(;´∀`)
道具のクオリティや満足度は圧倒的にアルミ削り出しなんだけど、加工時間や道具としての使用感をトータルで考えると、3Dプリンター出力のが絶対良かったわ…。

なお、基本的にこの自作コンパクトFGノットアシストの組み方は第一精工のFGノットアシスト2.0と同じため、なんか便利そうだぞ!と思った方はFGノットアシスト2.0買うと良いですよ。
こっちのがちょっとだけ大きい分組みやすく、PEやリーダーの固定もトグルスイッチ式で楽ちんです。
また私が組み込めなかったバネなども入っており、完成度は遥かに上。
おすすめ出来る商品です。




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