折れたシルベラード修理

2022年10月07日 21:39


知り合いのT氏とチニングしていたところ、T氏がルアー交換の際にラインをちょっと引っ張ったら使用していたシルベラード762MLがポッキリと折れ、修理に出して戻ってきたシルベラードも2回目の使用でティップ先端付近からポッキリ…。
T氏はロッドと共に心が折れた!もういらねぇ!->捨てちゃうなら補修チャレンジさせてください。ということで、折れたシルベラード762MLがやってきました。

1度修理に出しているので、トップピース側は2本。
最初の結構豪快に折れたやつはおいおいとして、まずは簡単に補修出来そうなティップ先端のやつから。
ティップ先端5cmくらいの部分から折れているので、ちょっと短くなっちゃうけどトップガイドを折れたところにつければ補修出来そう。





トップガイドを炙って熱して外します。





トップガイドが入るように紙やすりでヤスる。





エポキシを塗ってトップガイド接着。





このままだとトップガイドと1番ガイドが近すぎるので、1番ガイドをちょい下げるために外します。





スレッドを巻いて、エポキシコーティングぐるぐるの刑。
この辺はアーバンサイド「ベイト」カスタムでやったので問題ない。





ティップ先端折れシルベラード762ML補修完成。
ちょっと短くなったので、750MMLって感じかなー。

完全体のシルベラード762MLがどんなもんか今となってはわからないんですが、シルベラード762MLを長らく使っていたごんずいさんにちょこっと投げて頂いた感想では「ハリが強くてシャッキリですよ!これなら20gのシンカー普通にイケますね」ということでした。
通常ではシンカーが14gより重たくなるとティップがモタるみたい。
ティップ部がちょっと短くなったこのシルベラードだと、20gくらいのシンカーは私だと気にせずフルキャスト出来ます。
重たいシンカー投げる事のが圧倒的に多いので、むしろ良かったのではなかろうか。





そんな補修したシルベラードだったんですが、T氏は「もう折れるの怖くてシルベラードはちょっと…」とシルバーウルフAIRを購入。
なら売ってくださいよーと、双方win-winなお値段でお譲り頂きました。





シルベラード感度抜群で最高だぜ!と自作フック&スナップキーパーも作って楽しんでいたのですが…。





いつものように釣りして家帰ってシャワーでロッドを洗っていたら「あれ?バットガイド1のトルザイトリングがない!」事に気付き…。





家出てから帰るまで録画しっぱなしのアクションカメラをフレーム単位で確認してみる。
ポイントから帰る直前まではガイドリングあり、マンション駐輪場でロッドを倒してしまった直後からなくなっている。
ロッドを倒してしまった衝撃でガイドリングのエポキシが剥がれてトルザイトリングが取れちゃったか!とライト持って床を舐めるように探してみたところ、割れたトルザイトリングの欠片を見つけた…。
超硬度のものって衝撃で割れやすいから、こればかりは自分が悪い。ぐぬぬ。
しかもトルザイトリングは薄いしね、しょうがないね…とほほ。





シルベラード762MLのバットガイド1は、寸法的にはT-LRVTG8という型番っぽい。
アマゾンで注文したものの4週間経っても入荷すらされず、近所のキャスや上州屋にも売っていない。
こうなったらSABALO行くしかないか!と、初めてのSABALOで無事購入。
さすがロッドビルディングのプロショップ。





トルザイトリングが割れちゃったバットガイド1を取り外して。





買ってきたT-LRVTG8を装着&スレッド巻き&コーティングぐるぐるの刑。





2回エポキシコーティング。
ちょっと盛りすぎた感もあるけど、無事大復活。





チニングはロッド(感度)の差がかなり出るから、専用ロッドじゃないとわからない当たりが結構ある。
特に重たいシンカーの場合、シーバスロッドだと「この違和感は食ってるんか???」って事が多々。
これがビンビンにわかるシルベラードは、チニングだと本当に良いロッドです。
折れなければ!


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